January 02, 2006
[最後のHighbury観戦ツアー] 第四日目（12月30日） パリ日帰りランチ大作戦 （前編）
『本日、悪天候と技術上の問題からユーロ・スターのサービスを中止させていただきます。お手元のチケットは2ヶ月以内なら同等のチケットと交換可能です。本日皆様にご迷惑をおかけした事を心よりお詫び申し上げます。』
フランス語での案内の後、上記のような英語のアナウンスがユーロ・スター（ロンドンとパリを結ぶ高速列車）の待合室に突然流れる。
ここはパリ北駅（Gare du Nord）。私達は[パリ日帰りランチ大作戦]の任務をやり遂げ、ロンドンへの帰還のため、20時13分発のユーロ・スター9059便をパリ北駅の待合室（ラウンジ）で待っているところ。
「ええっ？サービスを中止？ってどういう事？」、「今晩パリに泊まらないといけないの？」、「着替えとか、何も持ってないよ・・・」、「いったい、どうすりゃいいの・・・」。
突然のアナウンスに気が動転する・・・。
話を進める前に、私が何故パリ北駅に居るのかの説明から始めたいと思います。
今回の[最後のHighbury観戦ツアー]の目的と計画は、
１．ロンドンで3試合サッカーの観戦をする
う〜ん、いいじゃん。なかなかオシャレだよね！
でもサッカーは毎日やってる訳じゃない。しかも試合時間は一試合2時間。
それじゃあ、サッカー観戦の合間に観光もしなきゃ！
って事で、
２．ロンドン市内の観光
前回Highburyに来た時はほとんど市内観光はしなかった（する時間が無かった）ので、いろんな名所を見てみたいなぁ・・・。
でも普通の市内観光だけじゃ詰まんないよねぇ・・・。
何たって俺はGunners！ここは一ひねり入れて・・・、
よしっ！
３．パリ日帰りランチツアー
ってのはどう？これって結構オシャレですよねぇ？
以前何かの記事で、Aliadiere（アリアディエール/現在West Hamにローン中）がロンドンに住まいを構えず（Arsenal在籍中に）、ユーロ・スターでパリとロンドンを往復しているという事が書いてあった。
「へぇー、Aliadiereって変わった奴だな・・・」と、この記事のことがずっと印象に残っていました。
ロンドン<-->パリ間はユーロ・スターで片道約3時間。これなら日帰りは十分可能だ！
ロンドンからパリへ行き、パリでランチを食べてその日の内にロンドンに帰ってくる。
おー、オシャレじゃん！決まり！決まり！
何か作戦名を付けなきゃ・・・、どんな作戦名がいいかな・・・、
「パリ日帰りランチ大作戦 」ってのはどう？
OK！あとは決行あるのみ！今回やらなきゃ、次は無い！
という訳で、ロンドン入りした翌日に早速Waterloo駅（ウォータールー駅/ユーロ・スターの発着駅）にチケットを買いに行く。
ユーロ・スターのチケットオフィスに行き、自分の番号札（順番）が呼ばれるのを待つ。
「Number 11, please」
私の番号だ。
（はい、Van Persie（ペルシ）と一緒の番号だ！と番号札をもらった瞬間から思ってました！）
前に進むと上品なカウンターの向こうに美女が５〜６人並んでいる。
さすがユーロ・スター、ゴージャスな受付嬢を揃えている。
「Number 11」が表示されている席に着く。担当してくれるのはインド系の美女（多分インド系だと思う）。笑顔が底抜けに明るく美しい。
「ようこそユーロ・スターに。何なりとお申し付けください。」
「えーと、12月30日にパリへ行き、その日の内にロンドンに戻りたいんですが・・・。」
「はい、何時ごろの列車にしますか？」
「えーと、30日の朝ロンドンを発ち、夜にパリから戻りたいんですが・・・。」
インド系美女はコンピュータをトントンと叩き、候補の車両をいくつかディスプレーに表示してくれる。
「1st Class（1等車両）と2nd Class（2等車両）が有りますがどちらにします？」
「その2つの選択肢しかないんですか？」
「ええ、基本的にはそうです。ただ、チケットには色々なオプションが有り、それぞれ値段が違います。」
インド系美女は上品な英語で私に各サービスの内容の違いをゆっくりと一つずつ説明してくれる。
一通り説明を聞いたが、細かく吟味するのが面倒だったので、
「1st Class（1等車両/ビジネス・プレミア）でいいです。日程はフィックス（変更不可）にして下さい。」
と頼んだら、すかさず隣から妻のチェックが入る、
「行きは2nd Class（2等車両）で十分じゃん。朝はホテルでご飯が食べられるんだから2nd Class（2等車両/食事なし）で十分よ。帰りは1st Class（1等車両）に乗ってユーロ・スターの食事を楽しみましょうよ。」
なるほど。一理ある。
「スミマセン、変更します。行きは2nd Class（2等車両）、帰りは1st Class（1等車両）でお願いします。日程はフィックス（変更不可）のままでOKです。」
「分りました。行きは2nd Class（2等車両）でロンドン（Waterloo駅）8時12分発。お帰りは1st Class（1等車両）でパリ（Gare du Nord駅）20時13分発。日程はフィックスで、それぞれ2枚ずつ。」
「はい、それでお願いします。」
「それではトータルで650ポンドになります。」
「それじゃ、これ（カード）でお願いします。」
「はい、お支払いはカードですね。」
650ポンド・・・。うん!? 650ポンドって14〜5万円じゃん！
うっへっー、高っ！！
隣の妻に14〜5万円だと説明すると、私と同じく動揺する妻。
しかし既にサイは投げられた。あとは実行あるのみ！俺はGunnersだ！こんな事で動揺せんぞ！（訳分んないけど…）
カードの控えにサインを済ませ、インド系美女と笑顔でお別れ。
こうして、「パリ日帰りランチ大作戦 」は"実行"に移された。
後編に続く・・・。
Arsenal Number 7/hanai
[ユーロ・スターのチケット 650ポンド！]
Comments
KeiKan:
波瀾万丈の「パリ日帰りランチ大作戦」になりそうですね。
早く後編を読みた〜い。
P.S. 遅れましたが、あけまして、おめでとうございます。
早く後編を読みた〜い。
P.S. 遅れましたが、あけまして、おめでとうございます。
(January 02, 2006 22:50:41)
hanai:
KeiKanさん、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
(January 04, 2006 03:06:32)
