November 28, 2005
[Arsenal News] Arsenal 3-0 Blackburn 試合後のボスコメント＆選手評価 （＆"信頼"という言葉）
ボスはまず自分の"眼"で選手を選ぶ。
どこかのお金持ちチームの様にフロント主導で選手を獲らない。
（現在Arsenalの選手でボスが連れてきた選手で無いのはBergkamp（ベルカンプ）のみ。）
そして新しくArsenalの一員になった選手は、その選手のレベルに合わせ、肉体的、精神的にプレッシャーがかからぬよう起用され、平等にチャンスを与えられる。特に、新しい選手が"若い"場合は、その選手の将来に"悪い"影響が出ぬよう、慎重に起用される。
それは決して"目先"の勝利に囚われない、首尾一貫したボスの姿勢である。
そしてボスの"眼"に適った選手はボスから"信頼"を与えられる。
ひとたび"信頼"が選手に与えられると、その"信頼"は揺るぐ事はない。
ボスは常に選手の側に立って選手を擁護し、"公の場"で選手を批判する事は無い（一度だけChelsea戦後のコメントでLehmannの"動き"について言及した事がある）。
私はボスの首尾一貫したそんな"姿勢"の事をすっかり忘れていました。
こんな事を長々と書いたのは、例の「左サイドバックを誰にするか？」の件で、やっぱり左サイドバックはCygan（シガン）が起用されたからです。
ボスはBlackburn戦の前日、「Cyganは素晴らしい選手だ。信頼している。左サイドバックで使う」。というようなコメントをArsenal.comでしていました。
ボス、申し訳ありません。私は少し"熱く"なっていたようです。
私は"偽"ボスまで務めたくせに、ボスの"信念"をすっかり忘れていました。
よく分りました。Cyganで行きましょう。
（でも…、"Plan B"の事もしっかり考えて下さいね）。
中途半端な短いコメントですが、Blackburn戦後のボスのコメントをお伝えします。
（Arsenal.comでは、直ぐ新たなコメントを追加するとアナウンスしていますが…）
■試合のパフォーマンスについて…。
「うん、先日のWingan戦に続き今日も3ゴール挙げる事が出来た。Blackburnは手強かった、特に中盤は強かったね。最後の決定機の差が、今日のBlackburnと我々の差になったね。我々は常に"前"で勝負した、多分セカンドギアに入れる必要は無かったけど…。Blackburnも我々を止めるために良くやったと思うよ。」
■Van Persie（ペルシ）について…。
「彼は優れたストライカーだ。確実性、肉体的なパワー、そしてピッチでのカリスマ性、様々な事を身に付けてゴールを量産している。今彼は絶好調だ。彼のようにゴールを決められる選手がチームにいる事は、我々にとって非常に大きいね。」
それでは、SkySportsとhanaiの選手評価です。
= 選手評価 =
・SkySportsの選手評価は"S：xxxxx [x]"で表記
・hanaiの選手評価は"ｈ：xxxxx [x]"で表記
■Jens Lehmann （レーマン）
S：忙しい午後だった [７]
h：相変わらず不安定なハイボール処理 [６]
■Lauren （ローレン）
S：彼のベストでなかった [６]
h：安心感あるプレー [６]
■Kolo Toure （トゥレ）
S：良くやった [７]
h：良く防いだ [７]
■Sol Campbell （キャンベル）
S：堅守 [７]
h：決定的場面で仕事 [６]
■Pascal Cygan （シガン）
S：守備の穴 [５]
h：不安定なポジショニング [５]
■Robert Pires （ピレス）
S：極上な攻撃パフォーマンス [９]
h：右サイドで新たな境地？ [７]
■Francesc Fabregas （セスク）
S：見事なプレー [８]
h：上々 [７]
■Gilberto （ジウベルト）
S：軽すぎる中盤 [５]
h：効いていない [５]
■Jose Reyes （レジェス）
S：控えめだった [６]
h：攻守に良く動いた [７]
■Dennis Bergkamp （ベルカンプ）
S：静かだった [７]
h：試合に入れず [６]
■Thierry Henry （アンリ）
S：いつもの様に冷静に決めた [８]
h：文句なし [８]
■Fredrik Ljungberg （リュングベリ） *SUB
S：プレーの時間少なかった [６]
h：何度か前線に飛び出す [６]
■Mathieu Flamini （フラミニ） *Sub
S：落ち着いたプレー [７]
h：相変わらず元気 [６]
■Robin Van Persie （ペルシ） *Sub
S：何というゴール [８]
h：末恐ろしい天才 [８]
う〜ん、Piresが[９]って分かんないなぁ…。そんなにPires良かったっけ？
Arsenal Number 7/hanai
Comments
london pride:
ピレスはいつもより守備的なこの日の戦術にあって、退き気味のバックラインの前で数的有利を作るプランに従い、うまく相手を中へ絞り込む位置取りをしており、マイボールでの彼の配球もショートカウンターとして適切なものであり、攻守で良く機能していたと思います。でも”９”という評価はどういう基準か不可解ですね。
現在のアーセナル左ＳＢ適任者不在の状況で、このポジションに入る者は基本的に最低限のこと以外は何もしないで、他のプレイヤーがカバーする、という方針をヴェンゲルはとっているのものと推察します。その上で他のプレイヤーがアシュリーコールもどきのプレイをするよりシガンが入り大人しく務めてくれるのがベターな選択という事ではないでしょうか。全体の守備的な戦術と合わせて考えても整合性のある起用法と思えます。
現在のアーセナル左ＳＢ適任者不在の状況で、このポジションに入る者は基本的に最低限のこと以外は何もしないで、他のプレイヤーがカバーする、という方針をヴェンゲルはとっているのものと推察します。その上で他のプレイヤーがアシュリーコールもどきのプレイをするよりシガンが入り大人しく務めてくれるのがベターな選択という事ではないでしょうか。全体の守備的な戦術と合わせて考えても整合性のある起用法と思えます。
(November 28, 2005 03:57:59)
titi_pires:
ヴェンゲルは以前、ビバスに対しても公の場で（ちょっとだけ）怒った事あるけど、ビバスもレーマンもちょこっと怒った方が良いパフォーマンス出来ると思ってるのかな（笑）。アンリを誉め倒したり、選手の操縦方法の使い分けって興味深いですね。ピレス＆レジェスは叱ったら潰れそうですけど（苦笑）。ヴェンゲルはシガンを結構高く評価してると思いますよ。フランスに戻りたがってた彼を引き止めたらしいし。
(November 29, 2005 00:36:34)
hanai:
london prideさん、
そうですか…、この日のArsenalは守備的な戦術でしたか…。
私が守備的なArsenalを見た唯一の例は昨シーズンのFA FinalのManU戦。それ以外は、守備的戦術のArsenalって記憶がないなぁ…。
確かに左SBにCyganが入れば、そのポジションは守備的に成らざるを得ないと思いますが…。
そうですか…、この日のArsenalは守備的な戦術でしたか…。
私が守備的なArsenalを見た唯一の例は昨シーズンのFA FinalのManU戦。それ以外は、守備的戦術のArsenalって記憶がないなぁ…。
確かに左SBにCyganが入れば、そのポジションは守備的に成らざるを得ないと思いますが…。
(November 29, 2005 03:15:01)
hanai:
titi_piresさん、
Wenger監督は女系家系で育ったと私は視ています。そうでなければ、あんなに我慢強く、そして優しく、選手を起用・操縦出来ないと…。
Reyesはボスが怒っても、その意味が分からないんじゃないかな…。は、は。
そうですね、ボスはCyganを高く評価しているようですね。今シーズンは複数クラブから声がかかっていたようだったので、彼はArsenalを出て行くものだと思っていました。ボスが止めたんででしょうね。
Wenger監督は女系家系で育ったと私は視ています。そうでなければ、あんなに我慢強く、そして優しく、選手を起用・操縦出来ないと…。
Reyesはボスが怒っても、その意味が分からないんじゃないかな…。は、は。
そうですね、ボスはCyganを高く評価しているようですね。今シーズンは複数クラブから声がかかっていたようだったので、彼はArsenalを出て行くものだと思っていました。ボスが止めたんででしょうね。
(November 29, 2005 03:21:34)
london pride:
hanaiさん、付け加えておきます。
カウンター狙いというほど退いていたわけでないし、失点を極端に嫌ったのでもないので、守備的戦術という表現は適切では無いかも知れません。通常よりはラインを深くして4バックのリスクを軽減した事と、中盤もその分下がった位置からプレスをかけていたので、必然的にショートカウンターのような展開になったもので、アーセナルにしては守備の比重が高かった、というような解釈です。誤解の無いように、念のため。
カウンター狙いというほど退いていたわけでないし、失点を極端に嫌ったのでもないので、守備的戦術という表現は適切では無いかも知れません。通常よりはラインを深くして4バックのリスクを軽減した事と、中盤もその分下がった位置からプレスをかけていたので、必然的にショートカウンターのような展開になったもので、アーセナルにしては守備の比重が高かった、というような解釈です。誤解の無いように、念のため。
(November 30, 2005 01:55:34)
