February 21, 2007
発熱と悪夢
先週の金曜日の事、お客様とのお酒の席が長くなってしまい帰宅したのは1時を少し回っていた。
寒い。凍えるように寒い。
おまけに手足の指の関節部分が妙にだるく痛い。
「風邪か？風邪はひかないと決めたのに…。」
何も考えずに寝床にもぐり込む。
「朝になれば、寒かった事も、関節が痛かったことも、何もかも忘れてるって…。」
そして朝…。
「こりゃ、熱上がってるわ…。」
目ざめた瞬間に、発熱の自覚症状。
「せっかくの休日（土曜）なのに…。何でだよ！」
「とにかく寝よ！」
って事で夜まで寝続ける。
夜になっても熱が下がらない。
「おかしいな…、これだけ寝れば普通は熱下がるのに…。」
土曜の夜中の１時頃まで、妻が作ってくれたスープとパンを食べた時以外は、約24時間寝続けていたのに熱が下がらない。
「こりゃ、普通の風邪じゃないな…。（だって、風邪はひかないと決めたもん！）」
「うん、1時？」
「あれっ？今夜ってFAカップがある日じゃなかったっけ？」
寝床にコンピューターを持ってきてチェックしてみる。
Arsenal 0-0 Blackburn
「何やってんだ！全く！また再試合かよ！」
一気に風邪が回る（"酔いが回る"の同意語）。
寝ても悪夢で直ぐ目が覚めてしまう。
いくら攻めてもArsenalが得点できない"悪夢"に悩まされる。
2時間、短い時には1時間おきぐらいに"悪夢"で目が覚める。
冷静に考えれば「これは"夢"なんだ。"悪夢"なんだ。」と理解できるのだが、熱で頭の回転が完全にずれているので、頭の中で起こっている事が"夢"なのか現実に直面している"悩み"なのかが理解できない。
全く、ぞっとする。
Arsenalが得点できない"悪夢"を何度も繰り返し見るなんて…。
そして日曜日の朝。
相変わらず熱は下がらない。
金曜の夜中からずっと寝続けていたので、さすがに眠れない。
昼頃に寝床から抜け出し、Arsenalの録画の試合を見ることにする。
体の調子が悪い時はこれにかぎる！
Liverpool戦を観よう。
まずは、Emiratesで3-0で勝った試合を観る（Flamini, Toure, Gallasの3人が得点した試合）。
そして次は、Anfieldで戦ったFAカップ3回戦（1-3で勝った試合。Rosickyが2得点した試合）。
「う〜ん、いいぞ！これでもう"悪夢"を見なくてすむ！」
「よし！もう一丁！」って事で、昨年のCLグループステージのSparta Prague（スパルタ・プラハ）戦のAway（Thierry Henryの素晴らしい2ゴールで0-2で勝利）とHome（Thierry HenryのゴールとPersieの2ゴールで3-0で勝利）の2試合を続けて観る。
4試合、約8時間、Arsenalの試合を観続ける。
相変わらず熱は下がらないが気分が随分楽になった。
妻が作ってくれたトロロご飯を食べ寝床に…。
月曜の朝。
相変わらず熱は下がらない。
しかし、前日に観たArsenalの素晴らしい4試合で気分はすっかり高揚している。
「会社行こ！」
しかし…。
しかし、電車に乗った瞬間から出勤の決断が大間違いだった事に気が付く。
全く、ふらふらだ・・・。
やっとの事で会社にたどり着く。口も利けない。
「hanaiさん、どうしたの？」
「うん、気分悪いんだ…。」
「帰って家で休んだほうがいいですよ。早く帰ったら…。」
「うん、そうする。」
何のために出勤したのやら…。結局早退。
家に帰り、寝床へ。
今度はArsenalの"悪夢"でなく、仕事の"悪夢"に悩まされる。
どういうわけか、大手のお客様から再三再四同じ事で怒られ、私は同じ言い訳を再三再四する…。
そんな"悪夢"を繰り返し見ることに。
（前日にArsenalの素晴らしい試合を4試合観たので、Arsenalの"悪夢"は見なかった）
熱は相変わらず下がらない。
結局、翌日火曜日の朝も熱が下がらず、会社を休む。
とにかく寝る。医者には行かない（私は医者が嫌いなんです）。
しかし、この日の夜から何故か事態が突然好転。
熱が平熱に下がる。
タバコを吸ってみる。
「うん、まあ、まあ、美味いぞ。」
この4日間、体がタバコを全然受け付けなかったのに…。
おー、一件落着！
今回は長かったなぁ…。もう、明日は水曜日じゃん！
うん？明日は水曜日？
あれ？今日ってCLある日？
こりゃ、まずいなぁ…。
CL観たら会社行けない…。
でも、観ずにいられない…。
どうしよう…。
どうしようって…、観るしかないじゃん！
って事で、"生"で見てしまいました。
4日間発熱で苦しみ、やっと回復したのに…、徹夜で"悪夢"のような試合を観てしまいました。
"悪夢"。
何で！どうして負けちゃうの！
（因みに、ちゃんと出勤しました…。辛すぎて…、"悪夢"のような日でした。）
Arsenal Number 7/hanai
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