June 05, 2005
[Arsenal News] June 3 to 5 （コール騒動）
"Colegate[コールゲート]"（ニクソンの"WaterGate事件"をもじって、こう呼ばれている）が、ここ2〜3日、WebにアップされるArsenal関連ニュースの大半を占めています。
そもそもの始まりは、Coleとその代理人（名前も書きたくない）が、"ルール違反"と知りつつも、Arsenalとの年俸交渉が上手くいかない為に、シーズン中にも関わらず、Chelseaの幹部及びモウリーニョ監督とロンドン市内のホテルで"密会"した事にある。
クラブの支配下（契約下）にある選手は、シーズン中に他のクラブと"接触"する場合、事前に所属クラブの許可を取らなければならないという"ルール"がある。
"ルール"がある以上、その"ルール"下で活動する選手及び代理人・関係者は、その"ルール"を守らなければならない。
Ashley Coleとその代理人（名前も書きたくない）、及びChelseaとモウリーニョ監督はその"ルール"を破った。そして、その"ルール違反"に関する"罰"がFA（イングランド・フットボール協会）から下された。
私はこれで一件落着、「Coleも高い（私たちから見れば）"代償"を払うはめになったな〜」と簡単に考えていました。"事件"の経緯は単純で、Arsenal側には何も"非"が無かったからです。
しかし、"事"は簡単に"一件落着"しないような雲行きになってきました・・・。
Coleの代理人曰く、"非"はArsenal側にある。我々（Coleと代理人）の潔白の為に最後まで"戦う"と息巻いているのです。
本当か嘘か分からないような事が、この代理人が"語った"事としてWeb上で活字になっています。
・Arsenalと年俸交渉中にVieira（ビエラ）から代理人の携帯に、「週給£80,000（1千6百万円/週）以下で妥結するな」とメールが入った
・Coleとベンゲル監督の関係は上手くいっていない
・Arsenalの調子はフランス人達（フランス派閥）の気分次第で決まる
・Arsenalにチームスピリットなんて最初から無い
全く不愉快極まりない・・・。
Ashley ColeはArsenalの下部組織で育った数少ない"Arsenal生え抜き"選手です。
00/01シーズンからレギュラーを獲得し、今や世界有数のLeft Backとしての地位を確立しています。
私が不満でしょうがないのは、Arsenalで育ったColeが"密会事件"後、ファンに対して"声明"或いは"釈明"らしきものを何もしていない事です。"密会"は明らかに"ルール違反"であるし、しかもその"密会"が行われたのは、ManUとホームで戦う数日前・・・。ファンに対する"説明"の責任って無いのかな・・・。唯一彼が示した態度は"Ａｒｓｅｎａｌは自分を守ってくれなかった。不満だ。（代理人語る）"
今年の夏はWenger監督がどんな選手を獲るか楽しみ・・・と思っていました。まさか、Coleの様な主力選手が"移籍"や"放出"の候補になるなんて思っても見ませんでした。ここ数年続いたVieira（ビエラ）の移籍騒動もやっと落ち着いたと思ったのに・・・。
"年俸（お金）"は選手の"価値"を決める基準の主な要素であることは間違いありません。しかし、一流選手なら、その”Attitude（態度/振る舞い）”も重要な要素でしょう。今やColeはArsenalの”顔”の一人。”密会事件”以後の”態度”をそのまま続け、Arsenalと新しい交渉の席につく意思もない現状では”放出”もやむなし。と私は思います。もちろん、私はColeがArsenalに残って欲しいし、Arsenalに必要な選手だと思っています。しかし、この”事件”は生え抜きの主力選手が起こした”事件”としては、あまりにも馬鹿げていて異常すぎます。
多分、現在休暇中のWenger監督が戻った後、何らかの新しい展開が起こると思います。Wenger監督との話し合いで、Coleが目を覚ましてくれることを祈るばかりです。
Webをチェックしていたら、Coleの子供の頃の写真を見つけました。彼の"原点"の頃の写真です。
Coleには"原点"に戻って、今後の事（身の振り方）を考えて欲しいです。
Arsenal Number 7/hanai
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