June 06, 2005

[Arsenal News] June 5 （コール騒動 「噴火」）


とうとう"Colegate"が「噴火」しました。
何らかの劇的な展開がない限り、Ashley ColeはArsenalを"去る"可能性が高くなってきました。
Coleが[News of the World]に自分の気持ちを激白しています。
"激白"の内容は、"密会"に関するものはほとんど無く、自分の"サラリー"についてです。
（以下は"激白"部分の日本語訳です。原文はこちら）


[プロローグ]（"激白"を理解するために）
Cole側は昨年から、Coleのサラリー（週給）を£25,000（約5百万円/週）から£60,000（約1千2百万円/週）に上げるようArsenal側に要求していた。
Arsenal側はDavid Dein（デヴィッド・デェイン）副会長がCole側と当初より交渉にあたり、Cole側要求を理事会に諮ったが、理事会はCole側の£60,000（約1千2百万円/週）を拒否。代わりに、£55,000（約1千1百万円/週）をCole側に提示した。

[Coleの激白]
「去年の5月、Sol Campbell（ソル・キャンベル）と夕食を取っていた時、デェイン副会長から5年間の新しい契約の申し入れを受けた。当時のサラリー（週給）に£6,000から£7,000（約120万円〜140万円/週）を上乗せする条件で。当時はまだ、Arsenalとあと3年の契約が残っていた。」
「当時の私の契約はひどく悪い条件で、もっと条件を良くすべきだってベンゲル監督も理事会に進言してくれてたんだ。」
「そうすれば（私の契約条件を良くすれば）、クラブ（Arsenal）は私との契約を延長する事が出来るし、もしクラブが私を将来売りたくなったら売る事が出来る。」
「私はArsenalが私と新しい契約を結びたがっていた事を本当に嬉しく思ったけど、何で他のチームメートと比べてこんなに"安い"条件をオファーしてくるのかが理解出来なかった・・・。」

「私は、いくつかのクラブが、デェイン副会長が当時私に提示した金額（昨年の5月）の2〜3倍を私に払ってもいいと思っている事を知ってた。それで、チームの友達に相談して、代理人にアドバイスをもらった。２〜3日の間、何度もこの事について考えたよ。クラブと少しでも長い期間の契約が欲しかっただけなんだけど・・・。」
「それで、こちらから条件（金額）を提示したんだ。もちろん、その金額は私が友達や代理人から受けたアドバイスや、チームメートと比べて低い金額だったんだけど。この金額だったら、クラブ側には何の問題もないものだと思ったよ。お金の事でもめたくないからね。私はただきちんとしたかっただけさ（安すぎる契約を正常にする？という意味だと思う）。」

「最初はArsenal側は渋っていたけど、だんだんと提示内容（金額の）を上げてきたんだ。ゆっくりだけどね。」
「12月の中旬、私の代理人がデェイン副会長と合ったって報告してきたんだ。デェイン副会長とベンゲル監督が理事会に対して私の要求を受け入れるよう説得すると。それで、クリスマス前までには、新しい契約にサインが出来そうだって。」
（しかし、理事会はCole側の要求を拒否（プロローグ参照））

「それで、デェイン副会長と電話で話したんだ。彼は非常に攻撃的な口調で恩着せがましく、理事会が出した提示金額（£55,000（約1千1百万円/週））を受け入れろって言ったんだ。彼は私がArsenalと新しい契約を結びたいのか、私とArsenalの間の契約をフェア（正常）なレベルにするかなんてどうでも良かったみたいだ。彼が気にしていたのは理事会が出した結論の事だけさ。彼らは私がクラブに抱いている"愛"を利用して、出来るだけ安く契約しようとしているだけさ。」

「全く、裏切られたって感じだった。ホントに信じられなかったさ。彼（デェイン副会長）からそんな言葉を聞くなんて。私のクラブへの忠誠心が何の意味もなくなってしまうよ。その時から、Arsenalはもう私を必要としていないんじゃないかと思うようになった。Arsenalは、私と新しい契約を結ぶより、私を他のクラブに売りたがっているんじゃないかと。」

「初めて理事会に対して怒りを感じたよ。Arsenal側の最終的な金額提示は£55,000（約1千1百万円/週）。私が出した条件は£60,000（約1千2百万円/週）（昨年の5月）。だから、Arsenal側の条件を拒否したんだ。それはお金の問題じゃなく、"主義（道理）"の問題だった。ホントにガッカリしたよ。だって、全てをArsenalに捧げてきたのに・・・。彼らはそれを当然の事だと・・・。私はWorld-classのサラリーを要求しているわけでないのに・・・。」
「私はクラブで一番の高給取りになろうなんて思っていない。実際、ほとんどの年上の選手達のサラリーより低いレベルだよ。」

（Arsenal側との交渉がこの様に頓挫した為、Coleは代理人と打開の方法について話し合った）

「私は代理人に会いに行き、Arsenalではもうやっていけそうでないと話したんだ。そしたら、代理人は海外のクラブに顔が利く人物を紹介してくれた。」
（という事で、その人物のアレンジでロンドンのホテルの"密会（Chelseaの連中と）"が行われた）

「プレミア・リーグの諮問会（委員会）でホテルで何をしたのかを全部説明したよ。でも、罰金を言い渡されるなんて夢にも思っていなかった。彼らとただ一緒の部屋にいただけさ。非合法な接触なんてなかった。ただ、10分〜12分間、同じ部屋にいただけさ。」
「私と代理人に対する委員会の裁定（罰金）は信じられなかった。裁定は全く間違いだし、本当に腹が立つ。全く見当違いだね。はっきり言わせてもらいたい。代理人は私が要求した£60,000（約1千2百万円/週）に添って交渉をしただけさ。彼（代理人）は彼の仕事を正しく、私のために遂行したまでだし、だから彼とは今後も一緒にやっていくつもりさ。」

「でも、彼（代理人）が私のために職務を遂行した事がスケープゴート（生け贄）になってしまった。」

「私は委員会で真実を話した。審議には出来るだけ協力した。だから審議が終了した時は、私は"無実"だって確信したよ。でも、£100,000（約2千万円）の罰金は、モウリーニョやChelseaに下された裁定と比べても重いよ。」
「私は代理人を16歳の時から知っている。彼は決して私を裏切るような事はしない。」
「私は、委員会が私に罰金を言い渡した事が信じられなかった。彼らは私の言い分を何も聞いてなかったんじゃないかと感じるよ。だから異議申し立てをしたんだ。私の名前が傷つけられたから（信用を失った）、それを回復したいんだ。この事を"聖戦"みたいにしたくはない。フェアで正しい結果が欲しいだけさ。それまで戦うよ。」

「ファンのほとんどは大丈夫だった。一部の人たちは私を許せなかったみたいだけど。私はそれが当然だとは思わない（この部分"訳"に自信なし）。もし彼らが真実を知ったら、彼らも私の味方になってくれると思う。」
「私は、ある人達が私を"お金の亡者"と非難しているのを聞いてきた。通りで裏切り者呼ばわりされたり、試合中に相手側から"Chelseaの回し者"と歌われたり・・・。母親が試合に来た時、彼女は動揺していたよ。毎日、こんな事が起こっていた。でも、私は全てをシャットアウトしなければならなかった。ファンの皆に何も真実を話せないまま。」


お〜、訳すのも随分疲れるな〜。でも、結局Coleが何を言いたいのか良く分からないんだけど・・・。


この激白後、ColeはHigbury（ハイバリー）を去る決心をしたようです。
曰く、
「Arsenalからどれだけお金を積まれても、私はサインしない。お金の問題じゃない。選手を正しく扱うかどうかの問題だ。」

「信頼関係は損なわれた（ArsenalとColeの）。私はクラブ（Arsenal）を愛しているけど、私にGunnersのユニフォームを着て欲しくない人達がいるようだ。」

「他のプレミアのクラブとはサインしない（契約しない）。私はArsenal（愛する）と戦いたくないから。だから海外でプレーする。」

う〜ん、私（hanai）はColeに残って欲しいし、彼が必要だとも思っている。
でも、彼はArsenalに"裏切られた"って強調しているようだけど、シーズン中（優勝争いの佳境）にライバルチーム（優勝争いをしている相手）の幹部と会う事って、我々サポーターを"裏切っている"事にならないのかな・・・。ちょっとColeずれていない？"お金じゃない"と言いながら、最初から最後まで"お金の話"だし・・・。何でChelseaの連中と会ったのかも、さっぱり分かんない。

ちょっと分かんないな・・・。誰か意見聞かせて！

Arsenal Number 7/hanai
Posted by hanai at 05:09:03 | from category: 　Arsenal | TrackBacks
Comments

AKI:

分かりやすい日本語訳ありがとうございます。病み上がりのところ、お疲れさまでした。
確かにちょっと訳わかんなくなってきてますよね。本心でColeはArsenalを去ると言ってるのかな？我々もだけど、Cole自身もマスコミやらなんやらに振り回されちゃってる感ありません？あんまりかき乱さないでほしいものだわ、まったく。
Everton戦でPKをEduに蹴らせたとき、Eduを最初に指名したのはCole。この話を聞いて、Coleは出て行かないんだと確信してたのに。だって自分もその気があるなら、そんなこと言い出さないでしょ、ふつう。
それに、先日掲載された新ユニフォームの写真にもColeは入ってるから、ほ〜らやっぱり…なんて思ってたのに。それより、どちらかというと、このメンバーに入ってておかしくないPiresを心配しちゃったりしてたんですけど、そっちの方は大丈夫ですか？
(June 06, 2005 18:03:16)

hanai:

あれっ！本当だ！Piresが居ない・・・。やばい、やばいぞ・・・。気付かなかった・・・。Bergkampはちゃんと居るのに・・・。
（何でPiresが撮影に参加していないかいろいろと考えたんだけど、多分、"国籍"のバランスを取ったんじゃないかなぁ？きっと、そういうことですよ！）

私もColeのインタビューを訳しながら、そんなにArsenalを恨んでるなら、何で新ユニの撮影に参加するんだよって思ってました。

Cole側は"委員会（諮問会）"で、Arsenal(チーム）の内情は実は"悲惨"なんだと、不愉快極まりない事柄を述べています(Lehmannがこれに反応して、「Arsenalのチームスピリットとチームの雰囲気の良さは世界一だ。」と反論しています）。
また、Ashley Coleのインタビューの中に、「チームメートはもっと貰っている（サラリーを）のに・・・」というような発言が何度か出てきます。
これって、チームに対する"裏切り"じゃないのかな・・・。

昨年の夏、Vieira（ビエラ）の去就が最後の最後まではっきりせず、イライラさせられました。その時私は、チームのキャプテンであるお前が"キチン"としなきゃ、チームはどうなるんだ？お前なんかRealへ行っちゃえ！Adamsはそんな優柔不断じゃなかったぞ！と随分過激なことを思いました。
そして今回のCole・・・。お前なんか・・・と思い始めている私が・・・。お〜悲しい！これは、Gunnersのサポーターとしての正常な心理なんでしょうか？
う〜ん、分かんない。誰か教えて！
(June 06, 2005 23:46:46)
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