July 28, 2005
[Arsenal News] 最後のBaptistaニュース
ボス（ベンゲル監督）はBaptista（バプティスタ）獲得について、「混乱した状況だ…。」とArsenal.comで語っています（今日（２７日））。
「彼（Baptista）の獲得についてはSevilla（セビージャ）と合意に至っている。しかし、いろいろな問題があり、彼が心を決めてくれない（Arsenal移籍を）。大きな問題の一つは彼のパスポート（スペイン市民権の取得）の問題だ。」
同日Baptistaはスペインのマスコミのインタビューで、「一番重要な問題はスペインの市民権取得だ。だからLondon（Arsenal）には行かない。」と同様の事を語っています。
今日はBaptistaのインタビューの内容を中心に、"最後のBaptistaニュース"をお伝えします。
Baptistaはインタビューで以下のように語っています。
「今回Arsenalに移籍するのは私にとって良い選択でない。一番重要な問題はスペインの市民権取得だ。」
「私は移籍を拒んだりしない。レアル・マドリッドが私に興味を示してくれているなら喜んで行くよ。」
「言うまでもない事だが、レアルは歴史があり、誰もがプレーしたいチームさ。」
「Arsenalとはいろいろな事があった。でも、Arsenalでプレーするためにはスペインを離れなければならない。また新しいリーグにも適応しなければならないんだ。今シーズンはW杯イヤー。ドイツのW杯にはどうしてもブラジル代表として出場したい。だからスペインでプレーしたいんだ。」
ここで話を少し整理しましょう。
１．スペインの"市民権"
ラテンアメリカ人がスペインに２年在住すれば、スペインの"市民権（Citizenship）"が適応されるらしい。Baptistaは来月（８月）にスペイン在住２年となるため、この"市民権（Citizenship）"の適応を受ける。しかしこの"市民権（Citizenship）"の"権利"を行使出来るのは在住３年目の半ば過ぎかららしい。
２．リーガ（スペインリーグ）の外国人枠ルールについて
リーガ所属チームはユーロ市民権を持っていない選手（外国人）を３人まで保有出来る。
現在、レアル・マドリッド、バルセロナ（この両チームはBaptistaに興味を持っている）は既に３人の外国人を保有しているため、Baptistaを獲得出来ない。
３．Baptistaの狙い（多分）
a. 来月になればスペインの"市民権（Citizenship）"の資格がもらえる（ブラジル、スペインのDual Passport）
b. 資格をもらってArsenalに移籍？も悪くないが、今シーズン終了後はドイツW杯がある。
c. W杯には絶対出たい。それなら新しい環境（プレミアリーグ）でプレーするより、慣れたリーガで活躍した方が代表に選ばれやすい。
d. 幸いな事に、憧れのチーム、レアルとバルサが自分に興味を持ってくれている。
e. でも彼等（レアルとバルサ）はあいにくEuro外選手を既に３人抱えているため、今すぐは移籍出来ない。
f. それなら、Sevillaでもう一年我慢してプレーし（このクラブならレギュラーで活躍できる）、ドイツW杯に出場、その後、憧れのレアルかバルサでプレー…。
ボスが言っている"いろいろな問題"とは上記１〜３の事だと思います。
結局、レアルが好きな"ブランド野郎"って事かな…。
「Baptista獲得か？」のニュースが最初に流れた時から、この選手の事はすごく気になっていました。
でも、もういいや！疲れた！
と言うことで、Baptistaの件は、今後Arsenal移籍が正式に決定しない限り書かない事にします。
「最後のBaptistaニュース」でした。
Arsenal Number 7/hanai
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