September 17, 2005
[Arsenal News] 優勝するには何敗まで許されるか？
皆さん、プレミアで優勝するには何敗まで許されると思いますか？
過去5年間の優勝チームと2位のチームの成績を見てみると、
2000/01 優勝 Man Utd 24勝 8分 5敗, 2位 Arsenal 20勝 10分 8敗
2001/02 優勝 Arsenal 26勝 9分 3敗, 2位 Liverpool 24勝 8分 6敗
2002/03 優勝 Man Utd 25勝 8分 5敗, 2位 Arsenal 23勝 9分 6敗
2003/04 優勝 Arsenal 26勝 12分 0敗, 2位 Chelsea 24勝 7分 7敗
2004/05 優勝 Chelsea 29勝 8分 1敗, 2位 Arsenal 25勝 8分 5敗
という結果です。
5年間の優勝チーム敗戦数の平均は"2.8試合"。という事は、優勝あるいは優勝争いに絡むには、"２〜３敗"しか出来ない…。
先週の日曜（Middlesbrough戦）の敗戦後に、Ashley Cole（コール）が「優勝するためにはもう負けられない」と発言。その発言をどういう訳かMourinho（モウニーニョ監督）が「Coleの言っていることは正しい」と支持。そのMourinhoの発言にボス（Wenger監督）が「我々はもうプレミア（優勝）を失ったの？」と反論。リーグが始まって一ヶ月。早くも"優勝争い"の舌戦が…。
■Ashley Cole 「優勝するためにはもう負けられない」
「我々は"キープレーヤー"を失った（Vieira（ヴィエラ）/Edu（エドゥ）の移籍、Henry（アンリ）の怪我）。それなのに、Hleb（フレブ）を獲っただけだ。」
「俺たち（選手）に出来ることなんて何も無いよ。俺たちは今のチームの戦力で戦うしかない。」
「プレミア優勝争いを振り返ってみると、この時期もう2試合も負けた我々は非常に厳しい状況だ。今シーズンは我々にとって非常にタフなシーズンになるだろうね。だって、3〜4試合以上は負けられないと思うから（優勝するには）。」
「もし我々が4試合以上負けたとしたら、本当に苦しくなるね。LiverpoolやNewcastleは"補強"をしっかりして強くなっている。それも我々を厳しい状況にしているね。」
■Mourinho 「Arsenalはもう負けられない」
「多分Ashley Coleの発言は正しいよ。4試合？うん、4試合以下だろうな。彼は正しいと思うよ。私がArsenalの立場だったら、もう一つも負けられないと思うだろうね。」
「私は選手達（Chelseaの）が、ホームであってもアウエーであっても、またどんな相手と戦うんであっても、決して恐れて欲しくない。優勝争いの候補に挙がっているチームはもうポイントを失っている。ManUは2ポイント、Liverpoolは4ポイント、Arsenalは6ポイントだ。だから我々（Chelsea）は彼らより優位に立っていると言えるね。」
「シーズンの終わりには、我々（Chelsea）の力と彼らの力の差は２０〜３０ポイントの差になっているだろうね。」
■Wenger監督 「我々はもうプレミア（優勝）を失ったの？」
「もしあなたが「我々（Arsenal）はもうプレミア（優勝）を失った？」って言うなら、私の答えはノーだ。でも、もしChelseaがシーズンが終わるまで1試合も負けなかったら、Chelseaが優勝するかもしれない。我々がもしMiddlesbroughに勝っていたとしてもね。」
「まああまり気にしないことだな。彼ら（Chelsea）がこのまま負けなかったら、彼らが優勝するだろうけど、我々はまだ候補者（優勝の）だ。」
「私はプレミアのチームの誰もが飛びぬけているとは思わない。Chelseaは現在トップにいるけど、今のところ、彼らにとって単に事が上手く運んでるけのことさ。」
ピッチの中でも外でも"弱みに付け込む"事に関してはそつがないMourinho。Arsenalの中では少し頭の"弱い"Ashley Coleの発言にしっかり"付け込"んでいます。
昨シーズンからちょっと不用意な発言が多いCole（"ちょっと"でなく"かなり"か…）。少し気をつけて欲しいものです。
それにしてもMourinhoの発言…、かなりムカつきますね。誰か止めてくれ！
その他、Arsenalに関する主なニュースは以下。
■Persie（ペルシ）の出場停止は次戦のAjax戦1試合のみ
通常、UEFA主催のゲームで"１発レッドカード退場"の場合は、少なくとも２試合以上の出場停止処分の裁定が下されるとの事。UEFAも今回のプレー（Thun戦でのPersie）は"故意"で無く、"アクシデント"と判断したようです。
次戦のAjax戦にはPersieに代わってBergkamp（ベルカンプ）の出場が濃厚。Thun戦の"勢い"をそのまま発揮して欲しいですね。
■Henry（アンリ）との契約
怪我で約６週間離脱するHenry。その６週間を利用して彼との"契約"についてゆっくり話し合いたいとボスがコメントしています。
「これはいい機会だ（彼の６週間の離脱）、この機会を使ってゆっくり話し合いたいね（今後の契約について）。」
「我々の目的はクリアだ。彼はここに残ってくれると信じてるよ。彼はお金に取り付かれるような男じゃないからね。彼はクラブに忠誠を誓い、それを見せてくれる男だ。」
ボスだけでなく、世界中のGunnersがHenryを信じてます！
明日（１８日）から大連（中国）に出張します。１９日（月）のEverton戦が見られるかどうか心配です…。ホテルのTVで放映してないかなぁ…。
Arsenal Number 7/hanai
Comments
london pride:
データをもう少し遡ってみましょう。94-95年から98-99年の優勝チームの平均負け数は6.6です。97-98年のアーセナルに至っては9敗もしています。問題は引き分け数で、負けなくても引き分けが多いと負けに等しくなります。96-97年のように大混戦になると引き分けは全ての上位チームで激増します。また、たとえ一騎打ちや上位3チームくらいで優勝を争う展開でも、4位狙いやUEFA圏内入りを狙うチームが、真ん中辺で団子状態に争っていると、上位チームも食われて優勝ポイントは70点台に下がってきます。要するに負けても引き分けを減らし、Thun戦のように粘り強く勝負を拾う事。それから他力本願ですが、ニューカースルやリヴァプールはもちろんボルトンあたりの中堅チームが頑張って混戦状態を作る事。なによりオイルマネーや独裁者にプレミアを牛耳られないように全チームでチェルスキー包囲網を敷き、WBAやウィガンなど徹底的にゴールを守って引き分けに持ち込んで欲しいものですね。
(September 18, 2005 09:33:49)
hanai:
london prideさん、
仰るとおり、"引き分け数"は重要ですよね。03/04シーズンは"無敗"で優勝した割りに、引き分けが多かったのでシーズン後半結構いらいら（ひやひや）しました。
そういえば、よく覚えてないんですが、01/02シーズンも今シーズンの様にシーズ ン序盤で2敗してませんでしたっけ？Old Traffordで優勝を決めた年（01/02シーズン）は確か出だしが悪かった覚えがあります。
まだプレミアは34試合残っています。勝ち点"３"を地道に重ねていくしかないですね。頑張りましょう！
仰るとおり、"引き分け数"は重要ですよね。03/04シーズンは"無敗"で優勝した割りに、引き分けが多かったのでシーズン後半結構いらいら（ひやひや）しました。
そういえば、よく覚えてないんですが、01/02シーズンも今シーズンの様にシーズ ン序盤で2敗してませんでしたっけ？Old Traffordで優勝を決めた年（01/02シーズン）は確か出だしが悪かった覚えがあります。
まだプレミアは34試合残っています。勝ち点"３"を地道に重ねていくしかないですね。頑張りましょう！
(September 19, 2005 02:21:30)
