September 25, 2005

激しさとリーダーシップ


"何も"起こらずに終わってしまった昨日の試合（West Ham 0-0 Arsenal）。
唯一の収穫はQuincy（クインシー）の突破力がプレミアでも通用する事が分ったくらい…。

この試合が終わったあとに感じたことを「激しさとリーダーシップ」と題して皆様にお伝えします。


試合が終わり、TVを切って（ハイライトも見なかった）、何故か心に浮かんだのは昨シーズンのAston VillaとNewcastleの試合中に起こった事件の事。
この"事件"、試合中に味方同士が殴り合いの乱闘を起こすという考えられない様な珍事。「何で"俺"にパスを出さない！」ということでもめたらしい。

試合中の"暴力"はあってはならない事だし、それが"味方同士"なんてのは問題外。しかし、何故か昨日の試合後、このシーンが頭に浮かびました。

そういえば、昨年のCL戦（Rosenborg戦だったかな？）の試合後、移動のバスの中でLauren（ローレン）とVieira（ヴィエラ）が掴み合い（殴り合い？）の喧嘩を起こし、現地の警察が出動したという事件がありました（その日の試合の"動き"の事で言い争いになったらしい）。

また03/04シーズンのホームでのManU戦（1-1の引き分け）、後半ロスタイムに右サイドでフリーになったLauren（ローレン）が、同じくゴール前でフリーになっていたHenry（アンリ）を無視してシュートを打ち（外れた）、Henryが激高。試合終了後、HenryがLaurenに詰め寄るシーンがありました。

絶対に"勝ちたい"と思えば、"激しさ"が表面に出てくるのは当然だし、その"激しさ"が理に適っているものであれば、そこに"リーダーシップ"が生まれるんだと思います。
（"激しさ"と暴力は違う。念のため。）

Henryがいない今、我々のリーダーは誰？

Bowyer
[試合中に味方同士で乱闘するBowyerとDyer]

Bowyer2
[相手選手が仲裁？に入り、引き離されるBowyer]

Bowyer3
[試合後"お詫び"の記者会見]

Arsenal Number 7/hanai
Posted by hanai at 18:31:19 | from category: 　Arsenal | TrackBacks
Comments

london pride:

サッカーはボールに触れるよりも圧倒的に触れない時間が長く、このオフザボールの動きの質と量がボールを触れた時のプレイを決定づけると言えます。具体的言うと、いつも必要な動きを的確に判断し､サボらずあきらめずにチャンスに向かって動き続ける事。攻守に渡りリスクをおそれずチャレンジし、たとえ失敗してもめげずに次の動きにトライする事。そしてサッカーはチームプレーであるから、これらの動きはチームメイト同士の信頼の上に成り立っています。従ってより優れたプレイヤーは周囲にコーチングしたり、身をもってプレイで示す事でチーム全体をリードします。そしてそんな動きのできない者やには当然、「信頼関係を裏切るな」とクレームをつけなければなりません。その意思表示は人それぞれでしょうが、プレミアシップの風土を考えれば強烈なものとなるでしょう。
これがhanaiさんのおっしゃる”理に適った激しさ”だと思います。アンリやヴィエラは色々な面で本当に優れたプレイヤーだからこそチームメイトの不適切なプレーには我慢ならなかったと思います。こうしたリーダー格のプレイヤーを中心に少々荒っぽいコミュニケーションをとりながらアーセナルは活性化されてきたはずですが、残念ながら今のところそのような舵取りをする者の不在を感じます。
(September 26, 2005 02:51:35)

hanai:

london prideさん、

"舵取り"見当たりませんね…。
Henry不在の時はPiresと言いたい所ですが、どうも彼（Pires）はチームとは"別次元"でプレーしている様です（彼が同僚に"指示"しているのを見たことが無い）。

Henryの怪我明けを待つしかないか…。
(September 27, 2005 00:48:45)
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