October 24, 2005

[Arsenal News] Arsenal 1-0 Man City Wenger監督コメント ＆ 選手評価


間違いなく後世に語り継がれるであろうSparta Prague戦（CL）でのThierry Henryのゴール。
（1点目はHenryの個人技。2点目はPires（ピレス）のロングパス）
そしてそれに続き、間違いなく後世に語り継がれるであろう、Man City戦のPKでThierry HenryとPiresが行った（計画通り進まなかった）"策略"…。

なんと言うか…、両方ともびっくりです。
勝ったから敢えて言いましょう！「楽しい一週間でした！」


それでは、試合後のボスのコメントです。

■ペナルティーキック（2本目）について…。
「2人（Thierry HenryとPires）で何かしようと思ってたようだね。"公正さ"から言うとペナルティーはやり直しだったと思うよ。彼等（Thierry HenryとPires）は（試合後に）ＴＶでチェックしていた。彼（Pires）はボールに2度触っていなかったようだね。でも…、まあ、あのペナルティーはやっかいな代物だったね。10-0で勝っていたとしても、きちんとした方法でプレーしなきゃいけない。2人はあれがゴールを決める良い方法だと思ったようだが、私は彼等2人が正しい選択をしたとは思わないよ。」

■Pires（ピレス）とThierry Henry（アンリ）はトレーニング中にあのＰＫを練習していたらしいが…。
「トレーニング中には単に楽しみ（遊び）のために行う事を含めていろいろな事をするさ。でも別にそれは計画的なものじゃない、あのＰＫの時に実行に移すような…。でも彼等は誰かをバカにしようと思ってたんじゃない。ただ彼等はＰＫを（確実に）決めて試合を終わらせようとしただけなんだ。」

■Piresの様子はどうでしたか…。
「Robert（ピレス）は試合後私のところへ来て謝ってたよ。大きな間違いを犯してしまったと…。監督としては、（シーズン中に起こる）こういった"間違い"と上手く付き合っていくしかないね。あんな事が起こって本当に私はびっくりしたよ。例えばRobert（ピレス）が最初のペナルティーを外してたら、2本目のペナルティーで誰かに"パス"したいと思う事は考えられる。でも彼（Pires）は1本目のペナルティーを見事に決めてたんだ。申し分のないＰＫをね。だから彼は2本目も同じように蹴るべきだったと思う。
少なくとも、Robert（ピレス）には良い"教訓（予防接種）"になったんじゃないかな。彼は"強く"蹴る事を恐れた…、でも結局"強く"蹴らなかった事が、やっかいな問題を引き起こしたんだ。」

■チームのパフォーマンスについて…。
「我々は（週中の）CLに沢山のエネルギーを使わなければならなかった。今日の試合結果を見れば分かるだろ…、LiverpoolとManUの試合結果がCL戦の後の戦いがどんなに難しいかを示している（Fulham 2-0 Liverpool, ManU 1-1 Tottenham）。我々は好調なMan Cityと対戦したんだ、勝ち点３はとてもハッピーな結果だよ。少し我々は疲れていたけどね。」


は、は、やっぱり"あの"PKの事ばかり…。
でも、もし"あの"PKが決まってたらどうなってたんだろう…。やっぱり"論争"になってたんだろうなぁ。
時々Thierry Henryは"不意"を衝いたプレーで世間を騒がす事があります。
　・フリーキックの時、審判の笛が鳴る前に蹴ってゴールを決める
　・相手ゴールキックの時、相手キーパーが蹴ろうとしたボールをさらってゴールを決める
2つ目の"相手キーパーからボールをさらう"は「非紳士的行為」でゴールを取り消されたりしましたが、1つ目の"笛が鳴る前に蹴る"は、今やプレミアではフリーキックのたびに「確認事項」となる程メジャーな行為になっています。
Thierry Henryは四六時中サッカーの事考えてるんだろうな…。

さて、Man City戦の事で気が付いた事を２つ、３つ。

・ボスにしては珍しく11人で戦った（サブを一人も使わなかった）
・左サイドが改善された（GilbertoとCyganのカバーリング向上）
・得意のカウンターが決まらなかった（Pires, Cesc, Flamini）

最後の項の"得意のカウンターが…"はちょっとガッカリしています。
この試合いくつか"得意のカウンター"の形が有りましたがどれも決められず。
その中で特にガッカリしたのが試合終了間際のカウンター。自陣で相手ボールをカット、Pires - Cesc（セスク） - Thierry Henryとつないで理想的な"カウンター"の形に。Thierry Henryはフェイントを入れながら相手ゴールエリアに進入して左側にぽっかり空いたスペースにスルーパス。画面では確認できないが、"この形"だったら左サイドからPiresがしっかり走り込んでくるはず…。うん？…、誰も来ないぞ…、って思ってたら、遅れて現れたのはFlamini。何とかThierry Henryのパスに足を合わせたが、浮かしてしまい決まらず。
この形が決まれば、今後の戦いに光が見えるんだけど…。


それではSkySports（& hanai）の選手評価です。

= 選手評価 =
・SkySportsの選手評価は"S：xxxxx　[x]"で表記
・hanaiの選手評価は"ｈ：xxxxx　[x]"で表記

■Jens Lehmann　（レーマン）
　S：問題なかった　[６]
　ｈ：特になし　[６]
■Lauren　（ローレン）
　S：Musampaに苦しめられた　[６]
　ｈ：何度かパスミス　[６]
■Kolo Toure　（トゥレ）
　S：いつも通り確実なプレー　[７]
　ｈ：果敢な飛び出しとThierry Henryへのパス　[７]
■Pascal Cygan　（シガン）
　S：Vassellに手を焼いた　[５]
　ｈ：左サイドのケア　[６]
■Gael Clichy　（クリシ）
　S：良かった　[６]
　ｈ：見せ場ができ落ち着いたか　[６]
■Francesc Fabregas　（セスク）
　S：よくトライした　[６]
　ｈ：攻守に貢献　[６]
■Mathieu Flamini　（フラミニ）
　S：上手く立ち回った　[６]
　ｈ：時々ゴール前に　[６]
■Gilberto　（ジウベルト）
　S：よく見えた　[６]
　ｈ：バランス取った　[６]
■Robert Pires　（ピレス）
　S：ゴールも無駄に　[５]
　ｈ：何が不調の原因か　[５]
■Dennis Bergkamp　（ベルカンプ）
　S：静かだった　[６]
　ｈ：いくつか見せ場が有ったが　[６]
■Thierry Henry　（アンリ）
　S：調子戻した　[６]
　ｈ：非凡さ見せる　[６]

Henry&Wright
[試合前のセレモニー(Thierry HenryとIan Wright）]

Foolish
["バカにした"のはこの二人]

Arsenal Number 7/hanai
Posted by hanai at 00:48:05 | from category: 　Arsenal | TrackBacks
Comments

HIRO:

"不意"を衝いたプレー、両方とも同じシーズンだったと思いますが、私の記憶が正しければ「かっさらった」のはBlackBurn戦。あの時のＧＫの表情が忘れられません。Henryのプレーは、footballに対して真摯に取り組んでる証ですよね。

　Henryのオーバーヘッドキックパスみて、もう大丈夫なのかな〜って安心しました。計画は成功しませんでしたが、footballはまさに「娯楽」ですね。
(October 24, 2005 02:38:03)

hanai:

Hiroさん、
そうでしたか、BlackBurn戦でしたか…。あの「かっさらい」ではゴール取り消しになりましたけど、私は今でもあれは立派な"ゴール"だったと思っています。
ゴール取り消しの理由が"非紳士的行為"ってあまりにも馬鹿げていますよね。"あの"プレーはいたってクリーンで、誰も傷つけず（ＧＫは恥ずかしかったと思うが）、見事な"技"でした。
ゴール取り消しの方がよっぽど"非紳士的行為"だと今でも思っています。

また楽しい"秘策・策略"やって欲しいですね！
(October 24, 2005 02:56:20)

AKI:

確かに"バカに"したくもなる2人ではありますが…ボスもHenryもそうじゃないと言ってるのでそうじゃないのでしょう。
Henryはとにかくfootballが大好きで、ありとあらゆる試合をチェックしてる"footballオタク"。きっとHenryの頭の中にはまだまだたくさんの"策略"が存在してるはず。次は何をやってくれるのか楽しみです。
(October 24, 2005 19:22:48)

hanai:

AKIさん、
Thierry Henryは「またやる！諦めた訳でない！」と息巻いています。「問題は"誰"とやるやるかだ」と今回傷つけてしまった"Number 7"を気遣うコメント？をしています。
独りぼっちじゃ何も出来ないから、次回も付き合ってやるか…。

Arsenal Number 7/hanai
(October 25, 2005 21:21:49)

titi_pires:

一番良いパートナーはウイルト−ルでしょう！でも、今リヨン。。復活すれば、コールかな？
でも、いつ辞めるか分からない人だしー。やっぱピレスが付き合うはめになるのかな（苦笑）。
(October 25, 2005 22:25:50)

hanai:

なるほど。ウィトールねぇ…。彼なら土壇場で"動揺"する事は無いでしょう。

しかし、"Number 7"はあの時なんで動揺したのかなぁ。練習の時、パスを出すのがThierry Henry（PKのキッカー）、シュートを撃つのが"Number 7"の役割だったと書いてありましたけど…、それにしても"空振り"って落ちは"落ちすぎ"ですよね。
どんな場面であっても（例えば同点のロスタイム）、あれくらいのパスなら私でも出来るのに…。本当に不思議です。
(October 25, 2005 23:51:16)
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