October 31, 2005
[Arsenal News] Tottenham 1-1 Arsenal Wenger監督コメント & 選手評価
Pires（ピレス）のBirthdayゴールによって何とか"最悪の事態"は避ける事が出来たTottenham戦。
Piresのシュートは、確か、Reyes（レジェス）が左サイドで倒されて得たBergkamp（ベルカンプ）のフリーキックのこぼれ球（相手GKのハンブル）から生れたもの（録画していないのでReplayを見ていない）。
あのシーン、Piresはこぼれ球を簡単にボレーで合わせた様に見えたが、難しい体勢から抑えの効かせた速い弾道のシュートをもの凄く簡単に決めてました。Tottenhamのディフェンダーが4人くらいゴール前に詰めてましたが、このシュートには手も足も出ずにシュートの弾道をただ見送るのみ…。まさしくBirthdayゴールにふさわしい見事なゴールでした。
そしてもう一つ見事だったのは、彼が"フリー"であの場所にいて、"フリー"の状態でシュートを放つ事が出来た事。
後半、彼がピッチに入りArsenalのリズムが少し良くなったのは、彼のこの（フリーになろうとする）動きがもたらしたもの（皆様ご存知のよう、Thierry Henry（アンリ）は"この動き"を非常に得意にしています）。
Reyes（レジェス）、Cesc（セスク）、Flamini（フラミニ）も相手マークをかわしながら"フリー"でプレー出来る場面が増えれば、今より一層プレーの幅が広がると思うし、中盤を相手に完全に支配されるような場面も少なくなると思います。"ベテラン"から学ぶ事はまだまだありますね！
**Ｌｊｕｎｇｂｅｒｇ（リュングベリ）は敢えてスペースの無い場面で勝負しようとするが、それは別次元の特殊能力。
[Piresのシュートに頭を抱えるSpursDF]
さて、それではボスの試合後のコメントを聞いてみましょう。
■試合のポイントは…。
「両方のチームがそれぞれ自分達のペースを握ったハーフ（前半:Tottenham、後半:Arsenal）が有った試合だって言われるだろうね。だから"引き分け"は妥当だって。私はポジティブにこの試合を捉えたい。何故って、我々は後半に試合のペースを取り戻す事ができた。でも2点目のゴールを決められなかったのは少し不満が残るね…。もし試合がもう5分か10分続いたら、我々は勝ってたかもしれないね。」
■前半の戦いについて…。
「Tottenhamは前半素晴らしい戦いをしたと思うよ。決して打ち負かされた訳じゃないけど、ボールを持った時少し神経質になってしい、試合をコントロールする事が出来なかった。後方から上手く組み立てられなかったって感じだったね。
Reyes（レジェス）とBerkamp（ベルカンプ）が前線（FW）の時は、highボールを前線に入れても意味が無い。ボールをピッチレベル（低いパス）で展開して、自分達の得意な形に持ち込むしかないんだ。Tottenhamに関して言えば、前半は彼らのペースだったね。でもボールをピッチレベルでコントロールすれば付け入るスペースはあったように思う。」
■ハーフタイムでのチームの話し合いは…。
「ドレッシングルームでのことは話したくない。でも選手達は（後半）見事に応えてくれたね。チームが生まれ変わったように感じたよ。我々は今日負けるわけにはいかなかったからね。負けてたら悲惨な事になっていた。
私は、後半選手達が立ち直ってくれた（応えてくれた）事が、今シーズンを諦めずに戦う事を示してくれた事だと思う。もし今日負けていたら、今チームが置かれている状況を考えると非常に厳しい事になっていたと思うよ。でも私は選手達が"応えて"くれた事、諦めなかった事を頼もしく思うよ。」
■Robert Pires（ピレス）について…。
「先週起こった事（Duo PKのミス）が原因でPiresをベンチスタートにしたわけでない。先発選手を決めるときにクラブの歴史を調べたり、大昔（20年前）にTottenham戦でゴールを決めたからって60歳の選手を先発で起用したりしないだろ…（Piresは過去Tottenham戦で多くのゴールを決めているため、「何故Tottenham戦で良い成績を収めているPiresを先発で起用しなかったのか？」と言う記者団の質問に対しての答えだと思われる）。
多分Piresは先発したらゴールを決めてなかったと思うよ。私がRobert（ピレス）を先発で起用しなかったのはMFラインをより固く（守備的）にしたかったためさ。このところAway戦では中盤が上手く作れずに苦しんでたからね。でも今日の試合で我々の一番大きな問題は中盤でない事が分かった。」
■Robin Van Persie（ペルシ）について…。
「Persieは日に日に成長しているって感じだね。彼がピッチに登場してから、彼のプレーは非常に"脅威"を（相手に）与えたようだったね。我々にとって非常に嬉しい事だね（彼の成長が）。彼はどんなときにでも得点が出来るって感じがした。」
■Freddie Ljungberg（リュングベリ）の怪我について…。
「足が攣（つ）ったんだ。新しい怪我人はいないと思ってるよ、水曜日（11月2日のSparta Prague戦）の試合に向けてね。多分、水曜日にはThierry Henry（アンリ）も戻ってくる。」
「でも今日の試合で我々の一番大きな問題は中盤でない事が分かった」。とボス。
我々の"一番大きい問題"って何ですか？ボス！
私はセットプレー時の守備をどうにかして欲しく思うんですが…。何とかなりませんか、ボス？
Arsenalは（相手）セットプレーの時、ゴール前のディフェンスをMan to Manでなくゾーンで守るとか…。私にはゴール前のディフェンスがMan to Manである時とゾーンである時の違いがよく分りません…（スイマセン、素人なんで…）。
でも素人の私にでもよく分るのは、セットプレー時のゴール前ディフェンスが今のままでは絶対駄目だという事です。ボス、絶対まずいですよ…、今のままでは…。
相手セットプレーのたびにヒヤヒヤします。非常に体に悪いです。何とかしてください。
それでは、SkySports（とhanai）の選手評価です。
= 選手評価 =
・SkySportsの選手評価は"S：xxxxx [x]"で表記
・hanaiの選手評価は"ｈ：xxxxx [x]"で表記
■Jens Lehmann （レーマン）
S：ファインセーブ２つ [８]
ｈ：ファインセーブ２つ、もう一つも止めてよ [７]
■Lauren （ローレン）
S：ぼろぼろ [５]
ｈ：何とか防いでた [６]
■Kolo Toure （トゥレ）
S：忘れられない午後に [５]
ｈ：珍しく突破された [６]
■Sol Campbell （キャンベル）
S：力強い守備と危なっかしいパス [６]
ｈ：左のケアをよくした [６]
■Gael Clichy （クリシ）
S：エネルギッシュ [７]
ｈ：前への意識はグッド [６]
■Fredrik Ljungberg （リュングベリ）
S：試合出場は早すぎた？ [５]
ｈ：きちんと体を治して欲しい [５]
■Mathieu Flamini （フラミニ）
S：全く役に立たず [４]
ｈ：Cescと重なった [５]
■Gilberto （ジウベルト）
S：ミスが多かった [５]
ｈ：孤立とパスミス [５]
■Francesc Fabregas （セスク）
S：センターの方が… [６]
ｈ：見せ場なし [５]
■Dennis Bergkamp （ベルカンプ）
S：時々良いプレーを見せるが… [６]
ｈ：ゲームを作れず [５]
■Jose Reyes （レジェス）
S：サポートの動きに欠ける [５]
ｈ：動きに切れ無し [５]
■Robert Pires （ピレス）*SUB
S：Spurs戦ではゴール決める [７]
ｈ：見事なBirthday弾 [７]
■Robin Van Persie （ペルシ）*SUB
S：チームメートを鼓舞 [７]
h：何度かチャンスを作る [７]
Arsenal Number 7/hanai
Comments
titi_pires:
ロビン＆クリシーは溌溂としてましたね！若いって素晴らしい（笑）。一皮剥けた感じで、ちょっとワクワクしてきました〜。
しかし、レジェスは頭痛くなる程悪かった。。なんかやる気あるのかな？って思うくらい、出来が悪かったですね。コロ＆キャンベルの守備も不安でしたねー。前半よく１点で済んだと思います（苦笑）。ピレスは今季一番の出来かも。ボスは色々言ってますが、ピレス＆ロビンを前半から使って攻撃的にいって欲しかったです。
しかし、レジェスは頭痛くなる程悪かった。。なんかやる気あるのかな？って思うくらい、出来が悪かったですね。コロ＆キャンベルの守備も不安でしたねー。前半よく１点で済んだと思います（苦笑）。ピレスは今季一番の出来かも。ボスは色々言ってますが、ピレス＆ロビンを前半から使って攻撃的にいって欲しかったです。
(October 31, 2005 23:38:10)
コービー:
こんにちは〜
クリシー、ロビンがよかったですね。クリシーは相変わらずディフェンスでの危なさはありますが、hanaiさんが仰るように前に出ていく姿勢はよかったです。ロビンはこの試合で一番得点の可能性を感じましたね。
アンリ抜き、アウェーでダービー、前半内容から考えればドローで満足するべきですかね。ただまたチェルシーとの差が広がってしまいましたね。チェルシーもドロー、カーリングカップ敗退ときてローバーズ戦で２失点ときて多少勢いにかげりがみえてるのでがんばってほしいです。
クリシー、ロビンがよかったですね。クリシーは相変わらずディフェンスでの危なさはありますが、hanaiさんが仰るように前に出ていく姿勢はよかったです。ロビンはこの試合で一番得点の可能性を感じましたね。
アンリ抜き、アウェーでダービー、前半内容から考えればドローで満足するべきですかね。ただまたチェルシーとの差が広がってしまいましたね。チェルシーもドロー、カーリングカップ敗退ときてローバーズ戦で２失点ときて多少勢いにかげりがみえてるのでがんばってほしいです。
(November 01, 2005 13:11:11)
hanai:
titi_piresさん、
そうですね。Persieが入って試合の流れが完全にArsenalに変わりました。彼のプレーは本当に良かったですね（点を入れればもっと良かったのに！）。
Clichyはこなれてきたって感じですね。速さ、体力は本当に魅力あります。あとは細かいテクニックを早く身につけて欲しいと思います。
Toure&Campbellはドタバタしてましたね…。でもドタバタの半分くらいはMFにも責任があるような気がします。次はしっかり守ってくれるでしょう。
コービーさん、
こんにちは！
Chelsea負けませんねぇ…。
"奴"は「クリスマスまでに優勝を決める」って言ってますけど…。誰か止めてくれって感じです。
私は"優勝"より49試合負けなし記録の方が心配です（スミマセン弱気で…）。
誰か"奴等"を止めてくれ！！
そうですね。Persieが入って試合の流れが完全にArsenalに変わりました。彼のプレーは本当に良かったですね（点を入れればもっと良かったのに！）。
Clichyはこなれてきたって感じですね。速さ、体力は本当に魅力あります。あとは細かいテクニックを早く身につけて欲しいと思います。
Toure&Campbellはドタバタしてましたね…。でもドタバタの半分くらいはMFにも責任があるような気がします。次はしっかり守ってくれるでしょう。
コービーさん、
こんにちは！
Chelsea負けませんねぇ…。
"奴"は「クリスマスまでに優勝を決める」って言ってますけど…。誰か止めてくれって感じです。
私は"優勝"より49試合負けなし記録の方が心配です（スミマセン弱気で…）。
誰か"奴等"を止めてくれ！！
(November 02, 2005 02:49:09)
london pride:
"一番大きい問題"ってそりゃもう言わずもがなのキーパーでしょうけど、言わずと知れているから、２番目の問題として、そのキーパーと無関係では無い４バックではないのかな？中盤でプレッシャーが利かない理由として、プレッシャーを掛けているゾーンへの最終ラインからのサポート、そしてサポートに行ったDFのバランスをとる最終ラインの連携ができていないと思います。キャンベル、コール以外はほとんど危なっかしいと言えます。クリシ、シガンなどはもはや問題外で他のビッグクラブでは有り得ない登用です。これに守備範囲の狭いキーパーが絡むともう大変！
あと考えられるのは前線でのキープが上手くいっていないので数的不利で受身に立つ場面が今年は多いようですが・・・・・
あと考えられるのは前線でのキープが上手くいっていないので数的不利で受身に立つ場面が今年は多いようですが・・・・・
(November 02, 2005 02:56:26)
hanai:
バランス。
サッカーで一番難しいのは"バランス"ですよね。Arsenalでこの"バランス"を取っているのはGilbertoです。この試合の前半が酷かったのはGilbertoが全然"バランス"を取れなかった事です。
彼の調子が悪く"バランス"が取れなかったのか、彼をサポートする連携が駄目で"バランス"が取れなかったのか、はたまたその両方か…。
とにかく負けなくて本当に良かった！としか表現できないような試合でしたね。
サッカーで一番難しいのは"バランス"ですよね。Arsenalでこの"バランス"を取っているのはGilbertoです。この試合の前半が酷かったのはGilbertoが全然"バランス"を取れなかった事です。
彼の調子が悪く"バランス"が取れなかったのか、彼をサポートする連携が駄目で"バランス"が取れなかったのか、はたまたその両方か…。
とにかく負けなくて本当に良かった！としか表現できないような試合でしたね。
(November 03, 2005 08:24:43)
