January 30, 2006

ボスの野望と哲学


Everton戦の敗戦。
Carling CupのWigan戦、Home&Away2試合トータルでの敗戦。
そして昨日のBolton戦での敗戦。


全くよく負けるな、今シーズンは・・・。
我々ファンもだんだん"負ける"事に慣れてきちゃいました。
一昨年のシーズンでは、"負け無し（Unbeaten）"で優勝。懐かしいな・・・、あの頃。

49試合負け無し。
これって凄い事ですよね。
我々は49試合（プレミア）の間、"負ける"事を知らずに応援し続けることができた。
おー、至極の時。
"引き分け"の時ですら、我々は"文句"を言っていた・・・、「何だよ！勝てた試合なのに！」と・・・。
何という贅沢だったんだろう。
49試合もの間、負けを知ることなく応援できた我々は、間違いなく世界一幸せなサポーターだったんです。
近年、世界の何処に49試合もの間、負けずにリーグ戦を戦っているクラブがあるか？
「Non!!」

ウィトール、カヌー、エドゥ、パーラー、トゥレ、キーオン・・・。
毎年Arsenalは選手層が"薄い"と指摘されてはいたが、上に名を挙げた選手がこの頃は控えに回っていた。今から思うと凄い控え組み・・・（一昨年の優勝時には、ウィトールは"怪我"で試合にすら出ていなかった）。
昨日のBolton戦では、控えが"薄すぎ"て選手交代すらできず。感慨深いなぁ・・・。


ボスの野望は2つ。
１．ＣＬでの優勝
２．プレミア連覇

そしてボスの哲学は・・・。
１．ビックネームを安易に買わない
２．お金目当て、またチームを優先しない選手はいらない
３．選手を信頼する
４．選手の人生の事を考える
５．去るものは追わない
６．美しいサッカーで勝ちたい

今シーズン限りでベルカンプが引退します。
彼の引退は、Arsenalの選手が100％ボスの選んだ選手で占められる事を意味します。
そして新しいスタジアムで最初に指揮をとる事になるボス。
新しい挑戦へ向け、ボスが選んだ新戦略は"若手の登用"と"4-5-1の布陣"。
残念ながら、そのどちらもがまだ機能していません。
それでも、ボスの野望（＝我々の野望）に向け、一歩一歩ステップアップしてくれる事でしょう。

"ボスの野望と哲学"。
これからも分かりやすく楽しいサッカー期待しています！ボス！

Arsenal Number 7/hanai
Posted by hanai at 03:14:27 | from category: 　Arsenal | TrackBacks
Comments

vivaorange:

４９戦無敗・・・ああ、なんだかすごく遠い昔の事のように思えるわ〜。
確かにベルカンプの引退で、ベンゲル政権以前を知る選手はゼロになってしまいますね。でもなんかベンゲル政権自体が黄昏を迎えているような気がして、それも落ち込む原因のひとつなんですよ。
下手したらちょっと前のスパーズのように（ファンの方いたらすみません）なんてことない中堅クラブになってしまいそうで怖いよ〜。
ところで、もしベルカンプが来るより前にベンゲルが監督になっていたら、彼を獲得しようとしたでしょうか？hanaiさんはどう思います〜？
(February 01, 2006 01:24:35)

hanai:

vivaorangeさん、
> でもなんかベンゲル政権自体が黄昏を迎えているような気がして
えー、"黄昏"なんて・・・。
3月にHighburyに行ってボスに確認してきます。「新しい"夜明け"なんですよね？」と・・・。

ベルカンプのような選手は獲得したと思いますよ。ボスは純粋なストライカーより彼のような万能型のFWの方が好きなようですから。
ボスがグランパスを去る時、ピクシー（ストイコビッチ）を一緒に連れて行こうとしたようです。ピクシーも万能型。ピクシーはこの時、祖国ユーゴの爆撃に参加している国（NATO）でプレーしたくないと断わったようです。
でもArsenalにはベルカンプがいた。ピクシーは必要なかったって事ですよね。
(February 02, 2006 02:01:40)
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