September 04, 2006
最後の日（8月31日）。始まりの日（9月1日）。 その２
最後の日、Ash（コール）は代表戦の為にマンチェスターのホテルに滞在していた。
そこでChealseaのメディカルチェックを受け、正式にChelseaの一員となった。
「奴ら（Arsenal）は俺をManUに売ろうとしていたんだ。ManUにはHeinze（エインゼ）が居るのに（左SBの選手）、どうするつもりだったんだろうね。」
ボスによって見出され、ボスによって育てられた、世界最高の左SB（サイドバック）と称される選手の最後の言葉です。
別にAshに何かを期待していた訳じゃない…。しかし…、しかし本当に最後の最後までむかつく野郎だ。
Ashの友達のCampbell（キャンベル）という男は同じロンドンのクラブSpu*sからフリーでやって来た。
Spu*sから新たな契約を結ぶよう何度も嘆願されたが、Ashの友達は自分を育ててくれたクラブの嘆願を無視してタダでArsenalにやって来た。
表向きは"タダ"という事になっているが、実は彼のArsenal移籍にはカラクリがあった。
CampbellがSpu*sと契約年数を残してArsenalに移籍した場合の"想定移籍金"を、Arsenalは彼の年俸に上乗せして払うことになった。
本来クラブ（Spu*s）が受け取るべき"移籍金"を、Campbellは自分と代理人が受け取っていた。
それによって、Campbellの年俸はThierry Henryの年俸より高いという"歪み"も生まれた。
そして、Campbellという男は同様の手口でPortsmouth（ポーツマス）に去った。
イングランド人はこの手の話にうるさい（イングランド人だけでないと思うが）。
CampbellはSpu*sと試合をするたびにブーイングだけでなく脅されたりしていた。
Ash, Arsenalファンは（そして私も）、ボスほど広い心と優しさを持っていない。
あなたも、あなたの友達と同様、おかしな手口でロンドンのライバルチーム（一昔前はライバルと思ってなかったが）に移った。
だからお前には"Good Luck"なんて言葉を最後に贈らない。
お前の新しいボスMourinho（モウリーニョ）は相当の野心家だ。
だから気を付けるがいい…、長くプレーしたかったら十分に用心することだ。
それがお前に贈る最後の言葉…。
Arsenalファンらしいあなたのお袋さんによろしく伝えてください。
息子がEmirates（エミレーツ）でプレーする姿を観るのを楽しみにしていたみたいだけど、9月からは息子を観るのはEmiratesじゃなく、Stamford Bridgeだと言っておくように。
そして、Stamford BridgeではAway側のシートに座るんで無く、Chelsea側のシートに座るようきちんと伝えるように。間違えるとひどい目にあうかもしれません。
は、は！
[Ash has banished]
そうそう、もう一人お別れを言わなければならない人がいる。
Pascal Cygan（パスカル・シガン）。苦しい時、彼にはたびたび世話になった。
Villarreal（ビジャレアル）に約2百万ポンド（約4億円）で移籍したと伝えられているが、彼の最後のコメントは見つからなかった。
Adios（アディオス）！、Cygan！Good Luck!!
始まりの日、プレッシャーから開放されたWilliam Gallas（ウイリアム・ギャラス）は一気にまくし立てた。
モウリーニョが監督としてChelseaに来てからの自分の起用方、W杯後のUSツアーへの参加拒否が起こした波紋とそれに続くモウリーニョの対応、そして自分の背番号１３をBallack（バラク）の加入によって取り上げられた事…。プレッシャーは相当なものだったらしい…。
「Chelseaを出たかった。そしてArsenalは私にとって完璧なクラブだった。Arsenalは私を欲しがっていたし、名門クラブだ。ロンドンで生活できることも大きいよ、ここには沢山の友人が居るからね。」
「Arsenalに加入できて本当に嬉しいよ。Arsenalでは昨シーズン私がChelseaで味わったような酷い扱いは受けないと確信している…、モウリーニョ監督やスタッフから受けたね。Cole（コール）の幸運を祈るよ。モウリーニョ監督のやり方に彼が忍耐強く我慢ができるようにね。」
「モウニーニョは良いトレーナーだと思う。でも彼は選手に対して一貫性がないんだ。過去私に何が起こったか…、私だけでなく、Ricardo Carvalho（カルバーニョ）, Mateja Kezman（ケズマン）, Paulo Ferreira（フェレイラ）, Asier Del Horno（デル・オルノ）, Hernan Crespo（クレスポ）に何が起こったか…。」
「リザーブでプレーさせるぞって脅しも信じられないものだね。私は随分クラブに貢献してきたつもりなのにね。ここ数年、私にはスペインそしてイタリアのクラブからオファーがあった。それでも私は忠実にChelseaに残った。でもそれはモウリーニョにとっては何でも無いことだったんだね。残念だよ。」
「ワールドカップが終わって、私は、Chelseaで自分の置かれた信じられない立場に愕然としたよ。モウリーニョは私にプレッシャーをかけ続けた。メディアやファンを私に敵対させるようにね。全く信じられないよ。」
「ドレッシングルームでチームメートは協力的だったよ。でもモウリーニョはボスだ。誰も私のためにモウリーニョに意見したりしなかった。フットボールにおいては、Chelseaは私にとって本当に素晴らしいチームだった。私は数々のものをChelseaで勝ち取ることが出来たからね。でも突然私はモウリーニョにとって厄介者になったんだ。どうしてか分からないよ。」
「私はピッチに立ち、Arsenalのためにプレーする。私はファンの心を勝ち取りたいし、そしてファンの人々が、私がかつて"Blue"でプレーしていた事（Chelseaでプレーしていた事）を忘れて欲しいと願っているよ。」
Gallas, 我慢できないあなたの気持ちは分かるけど、自分が5年も在籍した、そしてその一員としてタイトルを獲得したチームを批判するのはあまり良い事じゃないと思うよ（私は、この手の話を聞いてとっても楽しいけど…）。
もし、モウリーニョが、そしてChelseaが、あなたの言うように酷いクラブなら、あなたが何も言わなくても破滅の道をたどるはず。
勝者は黙して語らない。一流選手のモットーです。
モウリーニョのように、あなたにプレッシャーをかけるつもりは無いけど、ArsenalのDF陣の取りまとめ頼んだよ。昨シーズン、いや、その前のシーズンからArsenalのDF陣は層が薄いと指摘され続けてきました（実際、層が薄い）。
私はArsenal選手以外の事はあまり知らないため、Chelseaでプレーしていたあなたの事についても殆ど知識がありません。が、ボスが語るところによれば、「DFのポジションならどこでも出来、空中戦にも強い。」との事。
我々が現在最も必要としている選手である事は間違いないでしょう。
期待しているよ、Gallas。
Welcome to Arsenal, Gallas!!
Arsenal Number 7/hanai
追伸： GallasはNumber 3を付けるようです。
Comments
ロコ:
こんばんは ２度目です。
Chelseaにもブリッジがいるじゃないか。もっと考えて喋らないと馬〇がばれるぞ。「オレは世界最高の左SBなのだから、見合ったお金をくれるチームに行く」と言ってくれた方がまだいい。世界最高はザンブロッタかもしれませんが。W杯に間に合うよう
はからってくれたヴェンゲル監督くらいには感謝を述べて欲しいものです。
モウリーニョ監督は以前噂になった時、「コールは身長が低い」と懸念を示したという話もありますが、本音なんでしょうか?本当なら、去年デルオルノに行ったのもうなづけます。
レジェス・コール、ともにアンリの「Barcaの行き」が濃厚と報じられたとき、「残って欲しい」と述べていたくせに・・・、まあいいです。
自伝にはチームメートの悪口も少々あるとか。そのルックスで美女と結婚できたのはArsenalのおかげなのだから、少しは敬意を持って去って欲しかったですね。
Chelseaにもブリッジがいるじゃないか。もっと考えて喋らないと馬〇がばれるぞ。「オレは世界最高の左SBなのだから、見合ったお金をくれるチームに行く」と言ってくれた方がまだいい。世界最高はザンブロッタかもしれませんが。W杯に間に合うよう
はからってくれたヴェンゲル監督くらいには感謝を述べて欲しいものです。
モウリーニョ監督は以前噂になった時、「コールは身長が低い」と懸念を示したという話もありますが、本音なんでしょうか?本当なら、去年デルオルノに行ったのもうなづけます。
レジェス・コール、ともにアンリの「Barcaの行き」が濃厚と報じられたとき、「残って欲しい」と述べていたくせに・・・、まあいいです。
自伝にはチームメートの悪口も少々あるとか。そのルックスで美女と結婚できたのはArsenalのおかげなのだから、少しは敬意を持って去って欲しかったですね。
(September 04, 2006 18:40:01)
vivaorange:
あたしもそう思います。
ギャラスがチェルシーでどんな仕打ちを受けたとしても、もう過去のこととして語らぬほうが、よっぽど男を上げるってもんよ。
コールもこれからここぞとばかりにガナ批判をするんだろうな〜。もう聞きたくない！そんなこと！
それを思えば、いささかオツムはユルイとはいえ、一途だったレジェスはまだ可愛いやつと思えてきます。彼はたとえば給料が１／１０になったって、マドリに誘われれば行ったんだろうな〜。
ギャラスがチェルシーでどんな仕打ちを受けたとしても、もう過去のこととして語らぬほうが、よっぽど男を上げるってもんよ。
コールもこれからここぞとばかりにガナ批判をするんだろうな〜。もう聞きたくない！そんなこと！
それを思えば、いささかオツムはユルイとはいえ、一途だったレジェスはまだ可愛いやつと思えてきます。彼はたとえば給料が１／１０になったって、マドリに誘われれば行ったんだろうな〜。
(September 04, 2006 21:50:08)
ヒソリ:
お邪魔します。
去らばじゃ！アシュリー・・・３シーズン前の君は最高に輝いていた。 しかし、今やどす黒く澱んでいる(残念！) ホント最近の言動には辟易するばかりですね。
まあ正直チームの和を乱す者に用は無いちゅうことで、、確実に団結力はＵＰしたはず。
((俺のもう一つのお気に入りのクラブであるリヨンのように・・・))
去らばじゃ！アシュリー・・・３シーズン前の君は最高に輝いていた。 しかし、今やどす黒く澱んでいる(残念！) ホント最近の言動には辟易するばかりですね。
まあ正直チームの和を乱す者に用は無いちゅうことで、、確実に団結力はＵＰしたはず。
((俺のもう一つのお気に入りのクラブであるリヨンのように・・・))
(September 05, 2006 01:53:21)
hanai:
ロコさん、
こんにちは。
「感謝」って大事ですよね。私も妻に感謝が足りないってよく怒られるので人のことをとやかく言う資格は無いんですが、最後までAshは言いませんでしたね。残念です。
モウリーニョは例の事件が明るみになった時、「コールには興味が無い。身長が足りない。」と確かに言っていました。
でも、足りないのは"身長"だけでなく、"オツム"も足りないんですが…。お買い上げありがとうございました！
こんにちは。
「感謝」って大事ですよね。私も妻に感謝が足りないってよく怒られるので人のことをとやかく言う資格は無いんですが、最後までAshは言いませんでしたね。残念です。
モウリーニョは例の事件が明るみになった時、「コールには興味が無い。身長が足りない。」と確かに言っていました。
でも、足りないのは"身長"だけでなく、"オツム"も足りないんですが…。お買い上げありがとうございました！
(September 05, 2006 02:28:22)
hanai:
vivaorangeさん、
そうですね。Reyesは"愛すべき奴"なんだと思います。本当に可愛い奴でした。
残念だなぁ…。
そうですね。Reyesは"愛すべき奴"なんだと思います。本当に可愛い奴でした。
残念だなぁ…。
(September 05, 2006 02:34:43)
hanai:
ヒソリさん、
彼が、Chelseaで、モウリーニョの下で、どの様にプレーするか楽しみでもありますね。
Chelseaと戦うとき、我々の右サイドはBaptistaとEboue（或いはLauren）。
削っていきましょう！
我々の"右"は堅いぞ！（怖いぞ！）
彼が、Chelseaで、モウリーニョの下で、どの様にプレーするか楽しみでもありますね。
Chelseaと戦うとき、我々の右サイドはBaptistaとEboue（或いはLauren）。
削っていきましょう！
我々の"右"は堅いぞ！（怖いぞ！）
(September 05, 2006 02:40:11)
