September 19, 2006
Gunnersである事の誇り
格別な勝利の翌日。
書きたい事は山ほどある。
でも…、でも、こういう時は嬉しすぎて書きたい事の10分の１も書けやしない。
嬉しい、幸せだ！
でも…、書きたい事が山ほどあるのに、どう書いたらいいか分からない…。
って事で、今日は以下のストーリーに沿って話を進めたいと思います。
１．この勝利（ManU戦）がもたらすもの
２．各選手に対する論評
３．ボスの試合後コメント
４．Arsenalのファンであることの喜び
５．SkySports & hanai 選手評価
これで言いたい事の半分くらいは伝わるかな…。
ボスは一貫してチームの可能性を信じているとコメントしていたが、この試合でもし敗戦でもしてたら、シーズン序盤とはいえ、大きな暗雲がチームに覆いかぶさる（或いは湧き上がる）のは間違いなかった。
我々はキャプテン（Thierry Henry）を欠き、好調のvan Persie（ペルシ）も欠き、しかも舞台は01/02シーズン以来勝った事が無いOld Trafford。（プレミアではOld Traffordで01/02シーズン以降勝利が無かったが、確かFA Cupの5回戦で勝利があった気がする（その時もThierry Henryが出てなかった記憶がある…））
これは本当に絶体絶命の状況…。
しかも、ゲーム序盤にGilberto（ジウベルト）がPKを外す最悪の展開。
（そうそう、私はGilbertoがPKを外すと思っていましたが、皆さんどう思ってました？多分ほとんどのArsenalファンが"外す"と思ってたんじゃないかなぁ…）
でも、そんな状況下でもArsenalは全体的に試合を支配していた。
・Rosicky （ロシツキ/チェコ代表キャプテン）
・Ljungberg （リュングベリ/スウェーデン代表キャプテン）
・Hleb （フレブ/ベラルーシュ代表10番）
・Fabregas （ファブレガス/（最年少）スペイン代表）
・Gilberto （ジウベルト/ブラジル代表）
考えてみれば、この日中盤に並んだ5人はそうそうたるメンバーだ。
この顔ぶれでマンUの中盤に負けるはずが無い。
そして、DF陣。
・Gallas （ギャラス/フランス代表）
・Djourou （ジュル/スイス代表）
・Toure （トゥレ/コートジボアール代表）
・Eboue （エブエ/コートジボアール代表）
"身体能力"だけを見るなら、このDF陣は世界一なのは間違いないと思います。
体力と反射神経ならプレミアのどのチームにも絶対負けません。
（Toureは既に世界一のCBだと思う）
（Djourouは今年19歳になったばかり…。末恐ろしい…。）
豪華な中盤、抜群な身体能力を持つDF陣、練習と実戦を繰り返していけば底知れないポテンシャル（潜在能力）がこのチームにはある。
Thierry Henryを中心とした攻撃陣との連携、そして怪我人が戻ってくれば、今までWenger's Arsenalが築いてきた歴史の中で最強のチームになる可能性もあるような気がします。
この試合の勝利は、そんな"最強チーム"の予感を我々に抱かせ、今シーズンも思いっきりArsenalを応援する理由を我々に与えてくれました。
正直に告白すると、前半が終了した時点で今日は引き分けでいいなと思ってました。
GilbertoがPKを外し、何度か巡ってきたチャンスも決められない…。そしてLehmann（レーマン）がRonald（ロナルド）の決定的なシュートを顔面で防いだ瞬間は本当に気絶しそうでした。はい、「なにやっとんだEboue（エブエ）！」と彼の軽率なプレーを大声で罵っていました。
こりゃ勝てないな、このまま、このまま引き分けでいいと思っていました。
しかし若武者は"引き分け"で良しとしなかった。
試合開始から終りまで中盤で早いプレッシャーをかけ続け、最後には決定的なフィニッシュまで持ち込んだ。
Cesc（セスク）は決して調子がいい様には見えなかったが、最後の最後に決定的な仕事をした。恐るべし…。もう誰もArsenalの中盤にはVieira（ヴィエラ）が居ないからなどと言う人はいないだろう。
Arsenalの中盤にはCesc Fabregasがいる！
調子が悪そうだったのはAdebayor（アディバヨール）も同じ。
PKをお膳立てはしたが、なかなか前線で基点が作れず、決定機も逃していた。
しかし、最後の最後で長い足を伸ばしてCescのスルーパスに反応、超アクロバチックな（彼らしいが）シュートを決める。圧巻だ…。
Toure（トゥレ）はこの日も、人一倍強く戦う闘志を見せDF陣を統率していた。涙が出そうだ！
（頼むから無理はしないで！でも、ちょっとだけ無理して！）
Rosicky（ロシツキ）は90分間動き回れる事、攻守とも一流選手である事を証明した。今後のArsenalにとって欠くことのできない存在である事はもう間違いない。
彼のW杯でのプレーを見て、「体力が心配だな」と思った事が本当に恥ずかしい。ごめんねRosicky。
Gallasの左SB（サイドバック）の守備は最高だ。黒人特有の身体能力と底知れぬ体力。おまけにDjourou（ジュル）のカバーリングまでしてくれる。センターバックに怪我人が出なければ、Hoyte（ホイト）には当分出番が回ってこないでしょう。
でも、頑張れ！Hoyte！
Baptista（バチスタ）はチームにフィットするまでもう少し時間が必要なようだが、間違いなくArsenalのキープレーヤーの一人になりそうです。早く爆発してくれ！"野獣"！
そして最後に、忘れてならない我らの守護神Lehmann（レーマン）。
本当に奇跡的なセーブありがとう！
前半の顔面セーブ。後半の指先セーブ。Solskjaer（スールシャール）が目の玉丸くして頭を抱えていた姿が全てを語ってます。
ハイボールが来ると今でも何となく怪しいけど、でもあなたは最高の守護神です。
それではボスのコメントを聞いてみましょう！
■勝利について…。
「負けれは決定的だったかもしれない。でもこの勝利は我々の強さの証明になったね。もし負けたとしても、タイトルへのチャレンジが終わるだなんて私は決して考えはしない。でも、選手達にとっては心理的に非常にきついものとなったろうね。」
■チームの信頼について…。
「選手達に俺達は強いんだと言い続けても、それが勝利で裏打ちされなければ意味の無いものになってしまう。選手達は自分なりの結論を出してしまうんだ。このままチームに何も起こらないなんて思っていなかったよ。私はそれほど馬鹿じゃない。私は、優れたチームが疑心暗鬼に陥り、突然普通のチームになってしまった例を沢山見てきた。我々もそんな状況下で戦った。だから今日の勝利は格別なものだね。Old TraffordでのManU戦の勝利、そして今後の我々の可能性を皆に見せることができた。」
■チームの過渡期について…。
「我々のチームは過渡期なんかじゃない。我々は確かに若いチームだが私は選手に全幅の信頼を寄せている。我々はビッグクラブだ。我々には大きな野心があり、我々は今シーズン、タイトルを獲得できると信じている。最近の新聞を読めば我々は来年もタイトルを獲れるって思うだろう。」
■PKについて…。
「彼（Gilberto）は滑ったって言ってたよ。ピッチに穴があったらしい。ハーフタイムには皆が彼のところに来て絶対勝つんだと彼のために言ってたよ。彼はペナルティーが上手いんだ。でも、この間彼が蹴ったペナルティーを見てたんだろうね（Humbrg戦）。だから（GKは）"右"に飛んだだと思うよ。」
■Cesc Fabregasについて…。
「彼は本当に凄いよ。最初から最後まで走り続けていた。彼のパスは本当に素晴らしい。守りもでき、攻撃もでき、最後の5分にですら相手のゴール前に詰めている。いつもね。彼には本当に驚くよ。」
■Arsenalのメンタリティーについて…。
「選手は皆よくやった。私は彼らの強い意志（メンタリティー）が非常に嬉しい。PKになり、1-0でリードした気になった、でもPKをミスした。これは反対に1-0で相手にリードされたと同じような気分になる。でもこんな状況で後半にゴールを挙げて勝利したのは、我々の強いチームスピリットを端的にあらわしている。」
■チームのスロースタートについて…。
「ワールドカップで全てが狂ってしまった。我々の選手の多くがワールドカップに出場した。若い選手も含めてね。コンディションを調整するのに少し時間が必要だった。実際、代表戦のために今週まで選手達と会ってなかった（先週の代表戦）。私は選手達に我々の戦い方を忠実にプレーしよう、批判されてもかまわないと言ってきた。我々は自分達のプレーをして良くなっていこうとね。」
Okay, ボス。
信じてついて行きまっせ！
監督の考えが終始一貫してブレず、監督は選手を信頼し、選手は監督を信頼する。
そんな監督と選手をファンが後押しをする。
フットボールクラブの原点であり、見本。
俺達には潤沢な資金は無いけど"信頼"がある。
私はGunnersである事に誇りを持っています。
では、SkySports（＆hanai）のManU戦選手評価です。
= 選手評価 =
・SkySportsの選手評価は"S：xxxxx [x]"で表記
・hanaiの選手評価は"ｈ：xxxxx [x]"で表記
■Jens Lehmann （レーマン）
S：最高のセービング [８]
h：我らの守護神 [９]
■Emmanuel Eboue （エブエ）
S：絶え間ない上下運動 [７]
h：まずは守備を [６]
■Johan Djourou （ジュル）
S：苦労した [６]
h：良く守った [７]
■Kolo Toure （トゥレ）
S：素晴らしい闘志 [８]
h：陰のチームリーダー [８]
■William Gallas （ギャラス）
S：Okay [６]
h：安心の左ディフェンス [７]
■Tomas Rosicky （ロシツキ）
S：前半は素晴らしかった [７]
h：攻撃のポイントに [７]
■Fredrik Ljungberg （リュングベリ）
S：あまり活躍できず [６]
h：居場所確保できず [５]
■Gilberto （ジウベルト）
S：そつない守り [７]
h：イジーミス多い [５]
■Cesc Fabregas （ファブレガス）
S：存在感見せつける [８]
h：決定機逃さず [８]
■Alexander Hleb （フレブ）
S：素晴らしいプレー [８]
h：可も無く不可も無く [６]
■Emmanuel Adebayor （アディバヨール）
S：素晴らしかった、常に脅威だった [９]
h：難しい状況を打開した [８]
■Julio Baptista （バティスタ）
S：インパクト見せた [６]
h：次に期待 [６]
■Mathieu Flamini （フラミニ）
S：出場時間短かった [５]
h：頼りになる [６]
Arsenal Number 7/hanai
[ボスと若武者一番手。"絵"になるなぁ…]
[ボス、私も飛び上がって喜びましたよ！]
Comments
vivaorange:
勝ちましたねーー！やはりマンＵ戦での勝利は格別です！
それにしても、そんなに長い間ＯＴで勝ってなかったとは・・・。ヴィルトールゴールで、優勝を決めたあの試合以来だったのね〜トホホ。
前半のあのトンマな失態を見た限りじゃ「今日のレーマンは（笑）だな・・・。」と思っていたのに、あの顔面セーブに最後のセーブ！ちょっと感激して泣けてきました！この試合のレーマンは（漢）でしたね！
最後に、あたしも飛び上がって喜びました、ボス！（生観戦じゃないけど）
それにしても、そんなに長い間ＯＴで勝ってなかったとは・・・。ヴィルトールゴールで、優勝を決めたあの試合以来だったのね〜トホホ。
前半のあのトンマな失態を見た限りじゃ「今日のレーマンは（笑）だな・・・。」と思っていたのに、あの顔面セーブに最後のセーブ！ちょっと感激して泣けてきました！この試合のレーマンは（漢）でしたね！
最後に、あたしも飛び上がって喜びました、ボス！（生観戦じゃないけど）
(September 19, 2006 20:39:53)
titi_pires:
レーマンは個人的にイケメン（死語（笑））だと思うんですけど、あの気の荒さがたまらないです〜。コロは無理してるみたいですね。心配だなー。ジュルーの成長の速さには目を見張りますね！高校生みたいな顔して、大したもんです。ロシツキのえらい元気だし、なんか（大）波に乗れそうで期待しちゃいますね！！
(September 19, 2006 22:00:58)
ヒソリ:
お邪魔します。
取り敢えず、今季初勝利嬉しいです。しかもマンＵ相手とは、喜びもひとしおですね。
ただし、まだまだガナーズの華麗なパスゲームには程遠い内容でした。連係とれてないのも有りますけど・・・（ボールは動けど人が動かない現象が顕著に）
ま、これから良くなるように精進して欲しいものです。
４５１システム 現段階ではベストな布陣の様な気がします。・・・で中盤の連係取れてきたらツートップに移行するとか（個人的にはロシツキをセカンドトップにしたいけどね）
では♪失礼します。
取り敢えず、今季初勝利嬉しいです。しかもマンＵ相手とは、喜びもひとしおですね。
ただし、まだまだガナーズの華麗なパスゲームには程遠い内容でした。連係とれてないのも有りますけど・・・（ボールは動けど人が動かない現象が顕著に）
ま、これから良くなるように精進して欲しいものです。
４５１システム 現段階ではベストな布陣の様な気がします。・・・で中盤の連係取れてきたらツートップに移行するとか（個人的にはロシツキをセカンドトップにしたいけどね）
では♪失礼します。
(September 20, 2006 00:14:34)
hanai:
vivaorangeさん、
うん、格別ですねマンU戦の勝利は！しかもAway！
でも、"生観戦"じゃないのに"飛び上が"って喜ぶとは、vivaorangeさんも相当行っちゃてる部類の人ですね…。感心するわ。
うん、格別ですねマンU戦の勝利は！しかもAway！
でも、"生観戦"じゃないのに"飛び上が"って喜ぶとは、vivaorangeさんも相当行っちゃてる部類の人ですね…。感心するわ。
(September 20, 2006 02:47:01)
hanai:
titi_piresさん、
レーマンって結構いい男なんですよね、以外に。彼の笑顔（めったに見せないけど）は本当に可愛いと思います。
ほんと、今週からプレミア連勝街道突き進むって感じで行って欲しいですね。
レーマンって結構いい男なんですよね、以外に。彼の笑顔（めったに見せないけど）は本当に可愛いと思います。
ほんと、今週からプレミア連勝街道突き進むって感じで行って欲しいですね。
(September 20, 2006 02:49:43)
hanai:
ヒソリさん、
4-5-1のシステム、機能してましたね。
ボスは、「うちはストライカーが多いから2トップになるんだ」と言ってますが、リュングベリの代わりにペルシを入れて、アンリの1トップってのも結構いけそうな気がするんですがね…。
中盤のタレントで勝負できるので4-5-1のシステム、今後も使う場面が多くなるんじゃないかと思います。
4-5-1のシステム、機能してましたね。
ボスは、「うちはストライカーが多いから2トップになるんだ」と言ってますが、リュングベリの代わりにペルシを入れて、アンリの1トップってのも結構いけそうな気がするんですがね…。
中盤のタレントで勝負できるので4-5-1のシステム、今後も使う場面が多くなるんじゃないかと思います。
(September 20, 2006 02:54:19)
