April 09, 2005
お金とサッカー（クラブチーム）の関係
Webをチェックしていたら興味深い記事を見つけました。題して、
■「Money does work but not always !」
（サッカーはお金次第、でもいつもそうとは限らない！）
過去5年間/4シーズン（2001年〜2005年）間に、Man Utd（マンＵ）、Chelsea（チェルシー）、Arsenal（アーセナル）が選手獲得に使ったお金と、チーム成績を比較したものです。
■Man Utd（マンＵ）
2001-2002 = £50 Million（約100億円）
2002-2003 = £37 Million（約 74億円）
2003-2004 = £53 Million（約106億円）
2004-2005 = £20 Million（約 40億円）
Total = £160 Million(4 seasons)（約320億円）
=2001年〜2005年成績=
Premiership 2002-2003
FA Cup 2004
Total = Premier優勝（1回）、FA優勝（1回）
■Chelsea（チェルシー）
2001-2002 = £7.5 Million（約 15億円）
2002-2003 = £0 Million （約 0円）
2003-2004 = £116 Million（約232億円）
2004-2005 = £89 Million （約178億円）
Total = £212 Million (4 seasons)（約425億円）
=2001年〜2005年成績=
主たる成績なし。但し、2004-2005シーズンはPremier優勝の可能性高い。
■Arsenal（アーセナル）
2001-2002 = £6 Million （約12億円）
2002-2003 = £7 Million （約14億円）
2003-2004 = £13 Million （約26億円）
2004-2005 = £1.5 Million（約 3億円）
Total = £27.5 Million(4 seasons)（約55億円）
=2001年〜2005年成績=
Premiership 2001-2002 & 2003-2004
FA Cup 2002 & 2003
Total = Premier優勝（2回）、FA優勝（2回）
という事で、"お金とサッカーの関係"の結論は、
1. Arsenal（投資 - 約55億円、主たる優勝 - 4回）の投資効果（投資とチーム力の関係）が最も優れている。
2. "1."はWenger監督及びスカウト陣の功績が大きいと思われる。
3. 金を選手に投資しても必ずチームが強くなるとは限らない。
イギリス経済（及びヨーロッパ経済）のさらなる発展のために、来シーズン以降もMan Utd（マンＵ）とChelsea（チェルシー）がどんどん選手を買いあさる事を望みます。
Arsenal Number 7/hanai
Comments
KeiKan:
2002-2003までにチェルシーが1円も払っていないのはなぜですか？補強できない理由があったのかな？
(April 09, 2005 22:53:03)
Arsenal Number 7/hanai:
2001-2002シーズン、Chelsea（チェルシー）は経営危機に陥り、翌シーズン（2002-2003）高年俸の選手を何人か放出して、その危機を乗り越えようとしました（よって、戦力の補強は出来ず）。しかし、それでも経営危機から脱する事が出来ず、結局現オーナーであるRoman Abramovich（ロマン・アブラモビッチ）に買い取られる事になりました。
Englandの伝統あるチームが外国人の手に渡るという事で、当時随分話題になりました（アブラモビッチはロシア人）。
因みに、Abramovich（アブラモビッチ）はロシア前大統領エリチィンの晩年を陰で操っていた1人で、現大統領のプーチン就任当初もロシア政界及び経済界で随分幅を利かせていました。しかし、プーチンがロシア政界を完全に掌握すると、プーチンはこの"陰の暗躍者達"の退治を始め、Abramovich（アブラモビッチ）の仲間達がつまらない理由で投獄されたりしました。
自分の身に"危険"を感じたAbramovich（アブラモビッチ）は、Englandの伝統あるクラブチームを買い取る事によって、"名声"と"ヨーロッパ社交界入り"を手に入れ、プーチンの"魔の手"が自分に簡単に及ばぬよう策略したと言われています。
自分のクラブの"栄冠"のためならどれだけでもお金を注ぎ込むアブラモビッチの姿勢は、実は"ロシア政界（プーチン）"と深い、深い関係があったのでした。
Englandの伝統あるチームが外国人の手に渡るという事で、当時随分話題になりました（アブラモビッチはロシア人）。
因みに、Abramovich（アブラモビッチ）はロシア前大統領エリチィンの晩年を陰で操っていた1人で、現大統領のプーチン就任当初もロシア政界及び経済界で随分幅を利かせていました。しかし、プーチンがロシア政界を完全に掌握すると、プーチンはこの"陰の暗躍者達"の退治を始め、Abramovich（アブラモビッチ）の仲間達がつまらない理由で投獄されたりしました。
自分の身に"危険"を感じたAbramovich（アブラモビッチ）は、Englandの伝統あるクラブチームを買い取る事によって、"名声"と"ヨーロッパ社交界入り"を手に入れ、プーチンの"魔の手"が自分に簡単に及ばぬよう策略したと言われています。
自分のクラブの"栄冠"のためならどれだけでもお金を注ぎ込むアブラモビッチの姿勢は、実は"ロシア政界（プーチン）"と深い、深い関係があったのでした。
(April 10, 2005 02:21:54)
