December 25, 2006
The Promised Land （約束の地） Arsenal 6-2 Blackburn
昨日の"Daily Mail"に「Arsenal reach Promised Land」（Arsenal、約束の地に近づく）と見出しを掲げた一文が掲載されていました。
「Bolton戦のようなAway戦（敗戦）もある。Fulhamにやられた夜のような試合も幾度かあるだろう。
しかし、イングランドのフットボールにおいて、若いArsenalが見せた、流れるような攻撃をするチームは無い。
Chelseaはトロフィーを獲得するだろう。ManUは、何人かのビックネームをまた獲得するかもしれない。
しかし、Arsenalがひとたび彼らのプレーを見せれば、そのプレーは感動的にあなたの人生に訴えかける…。それはあたかも美しくデザインされた機械のようだ。」
"The Promised Land（約束の地）"
"約束の地"とは、将来が約束された、将来が有望で間違いが無い、或いは自身の目指す、居るべき場所の事を指す形容として用いられています。
（聖書では、神がアブラハムの子孫に豊かなカナンの地を与えると約束したこと書かれていることから、この付近の土地（カナン）のことを"約束の地"と呼んでいる）
昨日のBlackburn戦は、"Daily Mail"の記者が言うように、若いArsenalが一歩"The Promised Land"に近づいたような試合でした。
彼らがこのまま同じチームでプレーすれば…。それは、物凄いチームになることは間違いない…。
Lehmann（レーマン）は昨年から真のチームの守護神だ。何度も何度も彼に救われた。そして昨日のスーパーセーブ。3-3に追いつかれる危機から我々を救ってくれた。
（昨日の2点は彼の責任では無い）
Toure（トゥレ）は試合開始早々相手にPKを与えるプレーをしてしまったが（これはToureの責任では無い！）、彼は世界一のセンターバックだ。そしてDjourou（ジュル）の19歳とは思えない堂々としたディフェンス。この二人の超人的な身体能力は、ポジションを上がり目に取る事が多いArsenal両サイドバックのカバーを献身的にこなし、1対1の局面になっても絶対に負けない。
Clichy（クリシ）、Hoyte（ホイト）の両サイドバックもやっと人並みに…。
（Clichyは非常に効果的なパスカットを何度か見せてくれた）
怪我明けのRosicky（ロシツキ）、彼はArsenalサッカーには無くてはならない存在に早くもなっている。氷の上を滑るように軽快にピッチを駆け回りながら繰り出す正確なパス、トリッキーなドリブル、鋭いシュート、どれをとっても超一流だ。昨日のゲームで得点を挙げることが出来なかったのは残念だったけど、彼は間違いなくこれからのArsenalの中心選手になる。怪我さえなければ、彼のArsenalでの選手生活は"約束"されている。
Hleb（フレブ）、昨年1年間苦しんだけど、今年はシーズン前から一番準備に余念が無かった。それが本当に報われてるって感じです。相変わらず切れています。見事な切り返し。見事なゴール。
「いいか、アレクサンドル（HlebのFirst Name）、私は簡単な気持ちで選手を獲得したりはしない。君の事は2年間ずっと追い続けてきた。獲得に反対する意見は正直、スタッフの中には多かったんだ。別の国からイングランドにやって来て成功するのは簡単じゃないからね。しかし、私には確信があった。君がここで成功するという確信がね。」
これは、HlebがArsenalに移籍してきた時、ボスがHlebにかけた言葉だそうです。Hlebはこの言葉を聞いて涙が出るほど嬉しかったそうです。
Hleb、あなたが成功すると確信しているのはボスだけじゃないぞ！俺達もあなたがイングランドで成功すると信じてます！
Cesc（セスク）、恐るべき19歳。
昨日の5点目、6点目のお膳立ては見事を通り越して、"恐るべし"でした。
Savage（サベージ）をかわし（Savageにはあなたに付いて行く体力は既に無かった）、ゴールエリアに華麗に侵入するさまは間違いなくベテランの一流選手の姿だった。ドリブルからシュートまでの流れるような美しさ。恐るべき19歳。
Thierry Henryが休んでいる間、チームリーダーを務めるGilberto（ジウベルト）。
彼の責任感の強さは、今シーズン彼が挙げた6ゴールに現れている。この数字は彼が過去3年間に挙げたゴール数に等しい。頼りになるなぁ、キャプテン。
突然熱血漢に変身したAdebayor（アディバヨール）。彼が攻撃の中心として君臨。
はたき、突っかけ、散らし、強引な突破…。相手DFが嫌がる役割を十分にこなしてArsenalの攻撃のリズムを創り出していました。昨日のMan of The Match。
現在ArsenalのトップスコアラーのVan Persie。
プレミアで挙げたゴール"７"はThierry Henryの"6"を抜いた。ゴール数だけでなく、アシスト数も"6"。Cescの"9"に続きチーム2位。
昨日の4点目のゴール。見事でした。圧巻！
しかも90分間"切れず"にプレーした、大人になったPersie。は！は！頼んだぞ！Persie！Thierry Henryが居ない間はあなたがエースです！
Take us to the Promised Land, Boss!!
I can not wait anymore....
Arsenal Number 7/hanai
Comments
london pride:
順位やタイトルとは無関係に、イングランドの誇るべきチームはアーセナルだ！と言っているのでしょうか。イタリアやスペインは地域間の対立がサッカー観戦の下地にありますから勝ち負けや相手を叩く事に関心が行きがちですが、サッカー母国は楽しみ方を知っていますからねえ。そのサッカー観戦通が選ぶベストチームがガナーズだといってくれるのなら有り難いし誇らしいことです。
(December 25, 2006 20:14:57)
ＨＩＲＯ:
hanaiさん、Merry Christmasです。とても嬉しいプレゼントでしたね。Arsenalの未来がとても明るいことが証明された試合でもあったと思うんです。みんな凄い才能だなぁと感心しっぱなしでした。時々年齢を忘れてしまいますが、彼らはとても若いのによく頑張ってくれてますよね。Gilbertoもよくチームを引っ張ってくれて、先制されてやばいって時に同点にしてくれたりと責任感からかとてもよく働いてくれて立派にHenryの代役を果たしてますね。嬉しいの一言。Henryが帰ってきたとき時とてつもなく強いチームになれるよう皆日々成長してるんですね、それも凄いスピードで、私も負けてられないなぁ・・・
(December 25, 2006 23:48:59)
vivaorange:
そんな最大級の褒め言葉をいただいてたんですか！
そりゃどんな勝ち方だろうが、勝ち点３には違いないんだけど、自分の好きなチームがみんなを感動させるような試合をして、それがこんな風に評価されるというのはなんともうれしいですね。
今いる若造たちが怪我なく成長して、誰一人欠けることなく熟成の時を迎えるなんて夢見ちゃっていい〜？
そりゃどんな勝ち方だろうが、勝ち点３には違いないんだけど、自分の好きなチームがみんなを感動させるような試合をして、それがこんな風に評価されるというのはなんともうれしいですね。
今いる若造たちが怪我なく成長して、誰一人欠けることなく熟成の時を迎えるなんて夢見ちゃっていい〜？
(December 26, 2006 01:20:16)
hanai:
london prideさん、
はい、Arsenalサポである事は、何よりも誇らしい事だと私は思っています。
これからも頑張って一緒に応援しましょう！
HIROさん、
Merry Christmas!!
はい、Arsenalの皆から本当に嬉しいプレゼントを貰いました！
そーですね、お互い若Arsenalに負けぬよう頑張りましょう！
viviaorangeさん、
夢見ちゃっていいとも！！
こんな良いチーム誰も出ちゃ行かないと思います。
来年は一緒にエミレーツ行って、一緒に応援しましょう！
は、は！
はい、Arsenalサポである事は、何よりも誇らしい事だと私は思っています。
これからも頑張って一緒に応援しましょう！
HIROさん、
Merry Christmas!!
はい、Arsenalの皆から本当に嬉しいプレゼントを貰いました！
そーですね、お互い若Arsenalに負けぬよう頑張りましょう！
viviaorangeさん、
夢見ちゃっていいとも！！
こんな良いチーム誰も出ちゃ行かないと思います。
来年は一緒にエミレーツ行って、一緒に応援しましょう！
は、は！
(December 27, 2006 01:07:23)
