March 09, 2007

いつもの完敗　Arsenal 1-1 PSV [Agg: Arsenal 1-2 PSV]


話は今朝のPSV戦の事から少しはなれる…。
今週の月曜日、都内のホテルで大きなパーティーがあった。パーティーが終わり、新しいボス（私の上司（ここに登場した））と一緒のタクシーに乗り込み帰る事になった。


「hanaiさん、今度のワールドカップ（南ア）行くの？」
「いえ、代表チームにはあまり興味が無いんで…。」
タクシーに乗り込みしばらくの間、他愛の無い世間話をしていたが、話題がサッカーの事に移る。
「やっぱり、気合を入れて応援が出来るクラブチームじゃないと…。」
別に代表チームだって"気合を入れて"応援すればいいだけの話じゃないか…。全く非論理的な発言をする天邪鬼な私。
「どうしてArsenalが好きなの？」
優しいボスは、私の非論理的な発言を脇に置き、Arsenalと私の関係の調査に入る。
「私は名古屋出身でグランパスが大好きだったんです（今でも好きだが）。Wenger監督が名古屋に来てからグランパスのサッカーが劇的に変わり、それからずっとWenger監督を追ってるんです。彼がArsenalの監督に就任したんで、そのまま私もArsenalファンに…。」

しばらくArsenalとプレミアリーグの話題が続く。
その後話題は、グランパスに在籍したリネカーの事、中田英寿とペルージャの事、ワールドカップの事に移っていった。
たまげたのは、1990年と1992年のユーゴ代表チームは最強だったと新しいボスが言い出した時。
そんな事を言う人は普通は居ない。かなりフリークな人物なんだろう。
（こ、この人、話せる人かもしれない…。そして、かなり熱血漢かも…。）
私はサッカー界の事はあまり詳しくない。でも、Arsenalとユーゴ代表（現セルビア代表）の事なら何だって知っていると思い込んでいる大馬鹿者。
「そーなんですよ。あの頃のユーゴ代表は"最強"だったんですよ！」
別に自分の事を"最強"だったと褒められているわけでもないのに、何故か鼻高々になってしまう私がそこに…。


翌日、例のMa*Uファンがふらりと私の部署に現れCLの事を話し出す。
そして例によって、お互いのチーム自慢と相手チームのけなし合いがしばらく続く。
私の後ろに座っている新しいボスがその話題に入ってくる。
「CL観戦って本当に感激ですよ。去年行ったレアル戦の２nd Legは本当に凄かった。皆で歌って、皆で泣いて…。」
どういう経緯からそんな話になったのか覚えていないが、話題はCL観戦の事に…。
「でも、CLの決勝はもう行くの嫌だなぁ…。決勝で負けたら本当に惨めだから…。」
昨年、パリで負けた経験談もついでに話す。
「今年もベスト8にArsenalが入ったらロンドンに行くぞ！」
私は新しいボスの前で"本音"をこっそり、自然に、何気なく話してみる。
実は、PSVに勝利したらロンドンに行かなきゃならんと真剣に思っていた…。
新しいボスの反応は…。
「う〜ん、俺はセルティックが決勝まで行ったら観に行くかな。決勝って今年はどこでやるんだっけ？」
（えっ！俺、ロンドン行ってもいいの？何の反応もなし？えーと、今年の決勝はギリシャだっけ…）
「ギリシャ！ギリシャじゃなかったかな、確か…。」


って事で、今朝、ArsenalがPSVにきちんと勝っていれば（2-0以上で）、私はロンドンに飛ぶ準備を始めるところでした。
だから試合中も、ずっと、ずっと、ロンドンの事ばかり考えていました…。今度ロンドンに行ったら、"ジェイミー・オリバー"のレストランで食事しようとか、前回買いそびれたArsenalの"ウォーミングアップ用トレーナー"を買わなきゃとか…。
それが、試合開始後84分…、幻のロンドンに…。

1st Legと2nd Legの2試合、Arsenalは1得点も挙げることが出来ませんでした（今朝の1点は相手のOwn Goal）。
今シーズン初めから、ずっと悩ませ続けられたボールは支配するけど得点できない病。そして、セットプレーでやられちゃう病。
おー、口惜しい！
いつもの完敗じゃないか！
嫌だ、嫌だ、そんなの我慢できんぞ！
どうして負けちゃうの？
Toureも頑張ってたし、Clichyも成長したし、Denilsonも力つけてきたし…。

決定力なし、それが全ての原因です。
お願いだから、シュートの精度をもう少し上げてください。
駄目だ、駄目だ、愚痴っぽくなるから今日はこれまで。

これで少し試合日程に余裕が出来ました。
みっちり基本練習しましょう。シュートの精度だけじゃなく、パスの精度も悪いぞ！

私は変わらずあなた達（Arsenal）を応援します！
だから、私がロンドンに行く理由を下さい！
お願いしますよ！ボス（Wenger監督）、お願いしますよ、キャプテン！


Arsenal Number 7/hanai
追伸：そうそうThierry Henryが怪我で2〜3週間駄目みたいですね。
Posted by hanai at 02:11:29 | from category: 　Arsenal | TrackBacks
Comments

titi_pires:

気の合うボスがいて、羨ましい〜。
私の周りには、フットボールに興味のある同僚はいません（苦笑）。
アーセナル、余裕なかったですね。。やっぱ、若い選手が多いせいかしらー。エブエ＆ファンペルシがいたらまた違ったかな〜。
でも、その若い連中には良い経験になったはず！アデバイヨールもバチスタもまだ若造だし、これからガンガンゴールを量産するに違いない〜。
(March 09, 2007 03:37:16)

hanai:

titi_piresさん、

> アデバイヨールもバチスタもまだ若造だし、これからガンガンゴールを量産するに違いない〜

そう願いたいですよね！
でもね…、本当のストライカーって"天性"のものが有るか無いかで決まるんですよね…。これだけは、いくら練習（努力）しても到達できない何かがある。
この二人にそれがあればいいんだけど…。
(March 10, 2007 04:10:12)

vivaorange:

素敵なボスですね〜。あたしも会社にはサカ友が全くいません（泣）。
９０年のユーゴの話をするなんて夢のまた夢だわ。

結局アンリちゃんも今シーズンダメみたいで、ほんとに燃えカスのような気持ちになってしまいました。
でもまだシーズンは終わってないんですよね・・・若造たちの気持ちが切れちゃわないことを祈ります。なにせ３位にはなってもらわないとね（笑）。

そしてあたしもそう思います。ストライカーだけは努力してなれるもんじゃないのよね。選ばれてストライカーとして産まれるのよ。
(March 11, 2007 22:09:35)

hanai:

vivaorangeさん、

そう、そう、早くプレミア3位の位置を確保しなければ！
"若いチームだから"っていう言い訳が許されるの今シーズン限り。
来シーズンはきっちり結果を出さなきゃ、ボスも立場がもの凄く厳しくなると思います。
頑張ってもらいましょう！

Van Persieみたいなストライカー、もう一人欲しいですね。
オランダ産のいい選手、誰かいません？
(March 12, 2007 03:35:48)
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